本の要約が読み放題、広島・三原市立中央図書館でサービス開始

 ビジネス書の要約文をアプリやWebサイトで配信するITベンチャーのフライヤーは2020年12月2日、本の要約が読み放題となるサービスを広島県の三原市立中央図書館で開始した。館内のWi-Fiに接続すれば、無料で利用できる。

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図書館で2,200冊の本の要約が読み放題
  • 図書館で2,200冊の本の要約が読み放題
  • 貸出中の本もスマホで要約が読める
 ビジネス書の要約文をアプリやWebサイトで配信するITベンチャーのフライヤーは2020年12月2日、本の要約が読み放題となるサービスを広島県の三原市立中央図書館で開始した。館内のWi-Fiに接続すれば、無料で利用できる。

 フライヤーは、本の要約サービス「flier(フライヤー)」を運営している。4,000字ほどの要約で、著者の主張や論理(重要ポイントや全体像)を忠実にまとめ、読者に伝える。要約は出版社と著者に目を通してもらい許可を得たものであるため、高品質なサービスを提供。10月時点で、2,200冊以上の要約が掲載されているという。

 12月2日、広島県の三原市立中央図書館で本の要約が読み放題となるサービスの提供を開始した。来館者は、手持ちのスマートフォンやタブレット端末を館内のWi-Fiに接続し、「flier」のWebサイトにつなぐだけで無料で本の要約を読むことができる。サービスの対象となるのは「flier」に掲載されているビジネス書2,200冊。話題の書籍を中心に毎日1冊ずつ増えていく。

 新型コロナウイルス感染拡大が続く中、スマートフォンやタブレット端末で要約を読むことができるので、本に触れることなく本を選ぶことができる。貸出中の本でも「flier」に掲載されている本であれば、一時的な代替案として要約を提供することが可能。利用者の利便性を高めるだけでなく、図書館からも「本を読むきっかけづくりになる」と好評だという。

 フライヤーは2021年4月より営業を本格化し、全国47都道府県への展開を目指すとしている。
《外岡紘代》

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