【大学受験2021】コロナ禍の不安1位は「休校による勉強の遅れ」

 新型コロナウイルスの流行により、大学受験前に特に不安に感じていたことは、「休校による勉強の遅れ」が50.7%ともっとも多いことが、フロムページの調査結果より明らかになった。

教育・受験 高校生
新型コロナウイルスの流行に関して、受験前に特に不安に感じていたこと
  • 新型コロナウイルスの流行に関して、受験前に特に不安に感じていたこと
  • 大学の情報を集めるうえで、もっとも役に立ったもの
 新型コロナウイルスの流行により、大学受験前に特に不安に感じていたことは、「休校による勉強の遅れ」が50.7%ともっとも多いことが、フロムページの調査結果より明らかになった。

 フロムページは、大学進学の実態を可視化するために2013年よりテレメール全国一斉進学調査を毎年実施している。2020年11月1日から実施中の第9回(2021年度入学)調査のうち、「コロナ禍による不安」「大学情報収集の際にもっとも役に立った情報源」について、リアルタイムの受験生の声を中間報告としてまとめた。2020年12月4日現在の有効回答者数は1,161人。

 新型コロナウイルスの流行により、大学受験前に特に不安に感じていたことは、「休校による勉強の遅れ」が50.7%ともっとも多く、「志望校検討が不十分」30.7%、「部活動の大会中止」25.8%、「高校教員への進路相談のしにくさ」22.4%、「希望職業への影響」16.4%、「志望校地域の感染者数」14.1%、「海外留学ができるか」12.0%などが続いた。

 回答者が利用している入試選抜は、「総合型選抜」47.9%と「学校推薦型選抜(指定校)」33.2%で8割以上を占めており、休校による勉強の遅れが入試制度の選択に影響した可能性がある。

 来場型オープンキャンパスの中止などで大学の情報を集める機会が少なくなった中、もっとも役に立った情報源は「大学ホームページ」が32.2%ともっとも多く、「大学案内パンフレット」28.2%、「Webオープンキャンパス」26.9%などが続いた。大学が直接発信する情報の重要性がうかがえる結果となった。
《工藤めぐみ》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top