【高校受験2021】北海道公立高入試<理科>講評…昨年度と比べてやや易化

令和3年3月4日(木)、令和3年度(2021年度)北海道立高等学校入学者選抜の学力検査が実施された。リセマムは、練成会の協力を得て、学力検査「理科」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても同様に掲載する。

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【高校受験2021】北海道公立高入試<理科>講評
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 令和3年3月4日(木)、令和3年度(2021年度)北海道立高等学校入学者選抜の学力検査が実施された。リセマムは、練成会の協力を得て、学力検査「理科」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても同様に掲載する。

<理科>講評
(練成会 提供)



 例年通り大問5題の出題となった。物理・化学・生物・地学の各領域の配点は15点ずつである。大問1で各領域からの小問を出題することで幅広い知識が問われている。

 大問2~5は実験や観察に基づいて必要な情報を整理するとともに、実験結果をもとに科学的思考力や洞察力が試された。難易度の目安となる計算問題、完全解答はそれぞれ9点分、22点分と平年並みの配点となっている。しかし、昨年の出題と比べると実験や観察がやや平易となっているのと、与えられた実験について考察や予測が必要な問題が減少しているため、平均点は昨年よりやや上がることが予想される。

 大問1は小問集合で配点は昨年と同様合計18点だった。各分野からまんべんなく出題されており、幅広い知識が要求される。計算問題は与えられているグラフから簡単に読み取れる数値を利用するため、確実に得点に結び付けたい。

 大問2は生物領域から生物の消化と吸収ついて出題された。問2(1)実験結果からパイナップルに含まれる消化酵素がデンプンとタンパク質の両方にはたらくことと、40度で4時間放置するとデンプンにはたらく消化酵素の活性がなくなることを実験結果から判断しなくてはならない。先入観にとらわれず実験結果を重視するという科学的な思考が求められた。

 大問3は化学領域から酸とアルカリの中和が出題された。問1(3)生じた塩の質量を表すグラフを選ぶ問題は中和点で傾きが変わりことを手掛かりにすると答えを絞り込むことができる。問2(1)中和で得られる塩は用いた水溶液の種類によって異なるため、暗記で覚えるのではなく電離式の組み合わせで求めるという基本に忠実な解法が身についているかが問われた。

 大問4は物理領域の力と圧力に関する出題だった。問2(1)ゴム板が天井にはりつくのは大気圧によって生じる力が原因と考えられるが、これを念頭に実験結果を見ていくとゴム板にはたらく大気圧は等しく、ゴム板の面積が大きくなるとはたらく力も面の大きさに比例することは容易に判断することができる。問2(3)天井にはたらく4つの力の関係は難問だが、力の向きに注意を払いながら簡単な作図をすることがポイントとなる。

 大問5は地学領域から地震に関する出題だった。問3(2)地震の発生時刻の求め方は頻出で、〇1地震波の速さの計算、〇2表から任意の地点を選び、震源から地震波が伝わる時間を求め、〇3地震が到着した時刻から引いて求めることができる。手順は複雑だが確実に解けるようになりたい問題である。また、問4緊急地震速報についても同様で最初に緊急地震速報が発表された時刻を求めることが正解を導くカギとなる。

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 このレポートは令和3年3月4日(木)に速報として練成会により作成されたもの。

協力:練成会
《編集部》

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