【高校受験2021】京都府公立高入試・中期選抜<理科>講評…化学やや難化

 2021年3月8日(月)、2021年度(令和3年度)京都府公立高等学校入学者選抜について、中期選抜が実施された。リセマムは、京進の協力を得て、学力検査「理科」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても同様に掲載する。

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【高校受験2021】京都府公立高入試・中期選抜<理科>講評
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 2021年3月8日(月)、2021年度(令和3年度)京都府公立高等学校入学者選抜について、中期選抜が実施された。2021年3月3日に発表された全日制における志願者数の合計は、中期選抜募集人員6,535人に対し、志願者数6,314人で、倍率は0.97倍だった。

 リセマムは、京進の協力を得て、学力検査「理科」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても同様に掲載する。

京都府 中期選抜<理科>講評
(京進 提供)



大問1 植物の分類とはたらき(生物)  〔やや易〕
大問2 動物の分類と進化(生物) 〔やや易〕
大問3 海陸風、気団、季節と天気図(地学) 〔標準〕
大問4 月の満ち欠け、月食(地学) 〔標準〕
大問5 化学変化と物質の質量(化学) 〔標準〕
大問6 ものの溶け方(化学) 〔やや難〕
大問7 大気圧のはたらき(物理) 〔標準〕
大問8 力のはたらき(物理) 〔標準〕

 各分野均等に出題されている。小問数はほぼ例年通り。語句を答える問題では、字数や表記形式が指定される。用語は漢字でも書けるようにしておくこと。選択問題が多く出題されているが、2つの事項の完答形式や、計算を必要とするものなど単純な知識を答えるだけではない問題もあり、易しいとは言えない。今年度の化学分野の出題は、実験内容を丁寧に読み、表や実験結果で与えられる数値の意味を慎重に把握する必要があり、情報処理能力が試される出題であった。ほとんどの大問で実験・観察と結果が示されており、その内容を手早く理解し、考察する力が問われたといえる。

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 このレポートは2021年3月8日(月)に、速報として京進により作成されたもの。

 京進は関西・愛知を中心に全国で学習塾、個別指導教室を展開している。最新の脳科学に基づくオリジナル学習法であるリーチングメソッドは、自ら学ぶ力を育む学習法として高い効果を上げている。

協力:京進
《編集部》

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