2021年度の国立・私立中学校約80校の入試問題を分析した結果、時事問題では新型コロナウイルスに関連した社会や理科の出題、SDGsに関する知識や考えを問う問題が多数出題されていたことが、朝日学生新聞社の調査より明らかになった。 「朝日小学生新聞」を発行する朝日学生新聞社は、2021年度の国立・私立中学校約80校の入試問題を分析し、時事問題の出題内容を調べた。 もっとも取り上げられたテーマの1つは「新型コロナウイルス」。理科ではウイルスなどの知識、社会では経済や歴史と絡めた出題が多かった。たとえば、佐久長聖や国府台女子学院などでは「世界保健機関(WHO)」を問う、四天王寺では「新型コロナウイルスによる感染症の名前として5文字のアルファベット『COVID』-19を記述」、本郷では「世界的な感染症の流行をあらわす言葉として『パンデミック』を記述させる」など。 SDGs(持続可能な開発目標)については、知識だけでなく、グラフや記事などの資料を読み取り、SDGsと社会課題、課題の解決について考えさせる問題も多くの学校で出題された。たとえば、早稲田実業やフェリス女学院などでは「SDGsのアルファベット4文字を書かせる」「カタカナでの読み方を書かせる」「アルファベットがあらわす意味、『持続可能な開発目標』を答えさせる」、東邦大学付属東邦では「17の目標と、日本の企業が取り組んでいる事例についての関連を問う」など。 そのほか、開成や江戸川学園取手などでは「新たに首相になった『菅義偉』氏を記述」、西大和学園や海陽中等教育学校では「バイオマス素材を用いたレジ袋が有料化の対象外になった理由を記述」といった出題があった。
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