女子中高生対象「スマートサイエンスセミナープロジェクト」講演会&実験WS、9-10月開催

 四天王寺大学は2021年8月10日、大阪市立男女共同参画センター「クレオ大阪」共催で実施する、女子中高生対象の「スマートサイエンスセミナープロジェクト」関連イベントのうち9~10月開催回の参加者募集を開始した。

教育・受験 高校生
 四天王寺大学が大阪市立男女共同参画センター「クレオ大阪」共催で実施する、女子中高生対象の「スマートサイエンスセミナープロジェクト」
  •  四天王寺大学が大阪市立男女共同参画センター「クレオ大阪」共催で実施する、女子中高生対象の「スマートサイエンスセミナープロジェクト」

 四天王寺大学は2021年8月10日、大阪市立男女共同参画センター「クレオ大阪」共催で実施する、女子中高生対象の「スマートサイエンスセミナープロジェクト」関連イベントのうち9~10月開催回の参加者募集を開始した。

 「スマートサイエンスセミナープロジェクト」は、近年問題化している中高生の理科や数学に対する関心がない「理科離れ」への取り組みとして、大阪市立男女共同参画センター「クレオ大阪」との共催で、女子中高生対象に実施するもの。科学の楽しさを伝え、理科への興味を喚起するとともに、女子中高生の理系進路選択も支援する。

 科学の楽しさを実感するワークショップや、理系の道の魅力に触れる先輩女性の講演、大学生・院生との交流会など、多様なプログラムを用意している。

 9月25日の「講演会・キャリアを考える交流会」では、「人生の岐路その時々にどのような判断を行い歩んできたのか~研究者の一例として紹介~」をテーマに、ダイキン工業株式会社の小泉美子氏による講演を行う。ロールモデル、キャリアモデルとなる職場で活躍している女性の姿や職業を選択した際のワークライフの情報を得ることで、職業についての視野を広げ、さまざまな職種について学ぶことのできる機会だ。講演後は、先輩女性との交流を通し、職業選択を主体的に考える機会となるような交流会を実施する。講演会、交流会ともにオンラインでの参加が可能。

 「サイエンスフォーラム」は、さまざまな科学の話題を通して、科学の不思議さ、面白さを共有し、科学の重要性を実感する企画。10月30日開催では、大阪大学タンパク質研究所・教授の藤原敏道氏による「新型コロナウイルスの増え方を分子の形から見てみよう~タンパク質分子の形を調べる科学~」が行われる。講演後には、自由な意見交換を行い、科学分野への興味・関心を高めることができる。オンラインでの参加が可能。

 「実験ワークショップ」では、授業とは異なる角度から、不思議さ・面白さを追求することを目指す。9月4日、10月23日はいずれも四天王寺大学の理科室にて開催される。

 いずれも「スマートサイエンスセミナープロジェクト」公式Webサイトのフォームより申し込む。

◆「スマートサイエンスセミナープロジェクト」開催概要(9~10月開催分)
・講演会・キャリアを考える交流会
講師:小泉美子氏(ダイキン工業株式会社・課長、公益社団法人関西経済連合会 出向・副参与)
テーマ:人生の岐路その時々にどのような判断を行い歩んできたのか~研究者の一例として紹介~
日時:2021年9月25日(土)14:00~17:00
会場:四天王寺大学・あべのハルカスサテライトキャンパス(大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-4あべのハルカス23F)
※オンライン(Zoom)参加も可能
申込方法:公式Webサイトのフォームから申し込む
・サイエンスフォーラム
講師:藤原敏道氏(大阪大学タンパク質研究所・教授)
テーマ:新型コロナウイルスの増え方を分子の形から見てみよう~タンパク質分子の形を調べる科学~
日時:2021年10月30日(土)14:00~17:00
会場:四天王寺大学(大阪府羽曳野市学園前3-2-1)
※オンライン(Zoom)参加も可能
申込方法:公式Webページのフォームから申し込む
・実験ワークショップ(オフライン開催のみ)
(1)金属(鉄、銅)の製錬
日時:2021年9月4日(土)15:00~17:00
会場:四天王寺大学 理科室(大阪府羽曳野市学園前3-2-1)
内容:まず「金属の歴史(人類の使用)」について簡単に触れる。金属の製錬は、化学反応でいうと「還元(中2で履修)」であることを説明。その後2つの実験を行う。最初に酸化鉄をアルミニウムで還元(テルミット法)、次にクジャク石(銅鉱石)をポリエチレンで還元。最後に実験のまとめを行う。
申込方法:公式Webサイトのフォームから申し込む
(2)ミネラルの定量
日時:2021年10月23日(土)15:00~17:00
会場:四天王寺大学 理科室(大阪府羽曳野市学園前3-2-1)
内容:市販のミネラルウォーター数種類について、含まれるミネラル(Ca2+とMg2+)の量を、滴定の手法を用いて求める。中和や酸化還元の反応を用いる滴定とは異なり、錯イオンを形成する反応を応用した滴定を行う。
申込方法:公式Webサイトのフォームから申し込む

《橘その》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top