VRで子育て家庭を疑似体験…中高生向け体験型授業開発

 フローレンスは、経済産業省「『未来の教室』STEAMライブラリー事業」の一環として、クロスフィールズと共に「子育て家庭を取り巻く社会課題」について考える中高生向けのデジタル教材を共同で開発する。VRを活用することで、「子育て家庭が抱える課題」が擬似体験できる。

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「子育て家庭を取り巻く社会課題」デジタル教材共同開発
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  • 「子育て家庭を取り巻く社会課題」
 フローレンスは、経済産業省「『未来の教室』STEAMライブラリー事業」の一環として、クロスフィールズと共に「子育て家庭を取り巻く社会課題」について考える中高生向けのデジタル教材を共同で開発する。VRを活用することで、「子育て家庭が抱える課題」が擬似体験できる。

 NPO法人クロスフィールズは、2020年度に続き、経済産業省「『未来の教室』STEAMライブラリー事業」のコンテンツ開発事業者として採択され、異なる社会課題に取り組む4団体と新規コンテンツの作成に取り組んでいる。その1つの取組み「子育て家庭を取り巻く社会課題」が認定NPO法人フローレンスとの共同開発。

 開発コンテンツは子育て家庭が抱える課題の擬似体験が可能なVR/360度映像と、駒崎弘樹氏(フローレンス代表)のインタビュー映像、学習指導案(認定NPO法人カタリバが監修)等で構成される。

 今回共同開発する教材は、「孤育て(孤独な子育て)」や性別役割分業といった社会課題がテーマ。ワンオペ育児を行う子育て家庭の日常をVRで疑似体験することは、日本社会が抱える課題への理解を深め、将来実現していきたい社会を考える機会になる。

 フローレンスとクロスフィールズは、中高生等未来を担う若年層が、子育て家庭が直面するさまざまな課題を当事者意識でとらえられるようになることを目指している。
《大田芳恵》

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