東京ガスは、0歳から小学校高学年までの子供を持つ男女2,000名を対象に、「子育てにおけるデジタル活用と絵本の読み聞かせに関する調査」を実施した。3歳児の半数以上がスマートフォンやタブレットを使用していること等がわかった。 「子育てにおけるデジタル活用と絵本の読み聞かせに関する調査」では、スマートフォンやタブレットが子供にどう活用されているのか、デジタルデバイスの利用に対する親の本音と、親子の貴重なコミュニケーションである「絵本の読み聞かせ」の現在について調査した。 子供のデジタルデバイスの利用状況について年齢別に聞いたところ、3歳児の51.0%が自分または親のデジタルデバイスを利用していることがわかった。利用している機能としては「動画」が51.7%と、もっとも多い。 デジタルデバイスの活用で子供に期待することをたずねると、男性・女性ともにもっとも多かった回答は「デジタル機器を使いこなせるようになること」で、男性は46.9%、女性は43.7%だった。男性は続いて33.5%が「情報収集能力が高まること」と回答したのに対し、女性は「見守り・防犯ができる」「子供と連絡が取れる」がいずれも約37%と多かった。 一方で、デジタルデバイスを使わせることで、「熱中しすぎるあまり他のことがおろそかになってしまう」「視力が低下してしまう」「有害コンテンツに触れてしまう」ことに不安を持っている保護者が多いことがわかった。 絵本の読み聞かせ頻度について年齢別に聞いたところ、1歳から4歳で読み聞かせ率は70%を超えており、もっとも読み聞かせをしているのは3歳で77.5%だった。ただ、読み聞かせをしている保護者の68.1%が、読み聞かせについて困っている点や大変な点があると回答しているという。 困っている点でもっとも多かったのは「読むのが疲れる」で28.9%。他にも「絵本の価格が高い」「感情をこめて絵本を読むのが大変」等の回答があがった。また、絵本を使う中での不安や心配事については、「本の価格が高い」がもっとも多く39.2%、ついで「置き場所がない」が28.9%、「本が傷んでしまう」が26.8%という結果となった。 東京ガスの絵本読み聞かせアプリ「みいみ」では、プロのナレーターによる音声で、読み聞かせを楽しむことができる。約100冊の絵本や児童書を配信しており、作品は毎月追加される。1か月は無料で試すことができ、2か月目以降は月額500円(税込)。