日本アセアンセンター（東南アジア諸国連合貿易投資観光促進センター）は、無料でダウンロードできる「ASEANカルタ」をWebサイトで公開した。遊びながらASEAN文化を学ぶことができる。 日本アセアンセンターは、1981年に当時のASEAN加盟国（インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ）政府および日本政府が「東南アジア諸国連合貿易投資観光促進センター設立協定」に署名し、設立された国際機関。後にブルネイ、ベトナム、カンボジア、ラオス、ミャンマーが協定に加盟し、ASEAN全10か国および日本がセンターのメンバー国となっている。 センターでは、日本の小学生から高校生を対象に、ASEANを紹介する出張授業を対面およびオンラインで実施する他、修学旅行で東京を訪れる中高生、各種団体による訪問の受け入れ等を行っている。 「ASEANカルタ」は、センターのプログラムに参加できなくても、自宅で気軽にASEAN諸国について学べるオリジナルツール。遊びながらASEAN諸国の人々や文化について学べるよう、読みカードには解説書もついている。カルタの絵は、現メルボルン在住のマレーシア人イラストレーター、セリーン・ラウ氏によるもの。ブルネイ・ダルサラーム国で育った彼女の描く、独特なASEANの世界観も楽しむことができる。 「ASEANカルタ」は、Webサイトより無料でダウンロードして印刷可能。なお、2021年12月24日までの請求で、プリントアウト版を無料発送するサービスも行っている。
