【年末年始】子供の思わぬ「アルコール摂取」に注意

 消費者庁は2021年から2022年にかけての年末年始を前に、「子供の思わぬアルコールの摂取」について、急性アルコール中毒等の事故を防ぐため注意を呼び掛けている。

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子どもの思わぬアルコール摂取に注意
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 消費者庁は2021年から2022年にかけての年末年始を前に、「子供の思わぬアルコール摂取」について、急性アルコール中毒等の事故を防ぐため注意を呼び掛けている。

 年末年始は自宅や実家、飲食店等で飲酒の機会が増える時期。保護者の目が届かない場面で子供が誤ってお酒を飲んでしまう事故が起きているという。

 消費者庁・国民生活センターには、子供の飲酒に関する事故情報が医療機関から寄せられている。

 「自宅で麦焼酎を口に含んだところをトイレから帰ってきた保護者が発見した。口からお酒の臭いがした。普段本人が使っているグラスを保護者が使っていた。アルコール誤飲」(4歳)

 「保護者が缶入りアルコール飲料をコップに入れたままリビングに放置しソファで眠ってしまい、気が付くと、子供がコップと缶を持って遊んでいた。アルコール飲料はテーブル上にこぼれ、服も濡れていた。子供は隣室のベッドで寝ていたが、1人で起きてきたようす。アルコール誤飲疑い」(1歳)

 「居酒屋で保護者の気付かないうちに、レモンサワーをジョッキ2cmほど飲んでしまい顔が赤くなった。来院時は眠っており、刺激を与えると目を開き、返事はあった。急性アルコール中毒」(6歳)

 このような事故を防ぐためにも、子供と一緒に飲食し、お酒を飲む際は、子供の手の届かないところに置き、飲みかけを放置しないようにする他、トイレ等で席を離れるときも注意が必要だとしている。

 まだ字が読めない子供には、容器に記載されている「酒マーク」やアルコール分表示は理解できないため、容器の見た目が清涼飲料水等に似ている商品は特に注意すること。また、自宅での酒類の保管には十分に注意し、子供の目にしやすい場所や手に届く場所には置かない、奥のほうにしまう等工夫が必要だ。
《鈴木あさり》

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