【中学受験2022】開成は追試実施、女子学院は面接中止…コロナ対応まとめ

 首都圏の私立中学校入試がスタートした。2022年度も各学校は新型コロナウイルス感染症の影響を受けており、開成中学校は罹患者や濃厚接触者を対象に追試験を実施することを公表し、女子学院中学校は面接中止を決めている。各学校の対応をまとめた。

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 首都圏の私立中学校入試がスタートした。2022年度も各学校は新型コロナウイルス感染症の影響を受けており、開成中学校は罹患者や濃厚接触者を対象に追試験を実施することを公表し、女子学院中学校は面接中止を決めている。各学校の対応をまとめた。

 開成中学校は2月1日に入学試験を実施する。新型コロナウイルス感染症に罹患している、もしくは濃厚接触者に特定されているため受験できなかった志願者を対象に、2月23日に追試験を行う。なお今後、文部科学省からの、「新型コロナウイルス感染症に関わる追検査等による受検機会の確保」の要請について、変更があった場合には、追試の実施についても再検討する可能性がある。

 神奈川県私立中学高等学校協会は、2022年度神奈川県私立中学校の入学者選抜において、新型コロナウイルス感染者等のための神奈川私立中学校共通追試を2月21日に実施する。加盟60校のうち23校が参加予定で、合否判定や受験申請は各参加校が行う。横浜雙葉中学校は1月に予定していた面接を中止する。

 桜蔭中学校と豊島岡女子学園中学校は、新型コロナウイルス感染者の追試験を実施しない。なお、濃厚接触者は、文部科学省のガイドラインの要件を満たした場合に限り、ガイドラインに従った別室での受験を認めている。豊島岡女子学園中学校は、学校保健安全法で指定されている学校感染症(新型コロナウイルス感染症、インフルエンザ等)の罹患者で受験できなかった場合は、入学選抜料を返金する。

 麻布中学校も追試験を実施しない。保健所から新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者に特定されている場合、PCR検査の結果が陰性でかつ試験当日無症状、公共交通機関(タクシー・ハイヤーを除く)を利用せずに来校できる受験生に限り、別室での受験が可能となっている。

 女子学院中学校と雙葉中学校は、感染者が急増していることから、2月1日の入学試験において、面接を中止し、筆記試験のみとした。女子学院中学校は、面接中止に伴う持ち物等の変更について、出願者に1月17日までにメールで知らせる。雙葉中学校は、午後に予定していた面接が中止となったため、弁当は不要となる。

 武蔵中学校は、2月1日の入試当日の塾等、教育関係者の受験生応援について、最寄り駅や学校周辺、入場門付近が混み合い密集する可能性が高いため、感染予防の観点からも実施しないよう呼び掛けている。また、小学5年生以下の小学生や保護者の、下見を目的とした来校についても遠慮するよう求めている。

 中学受験塾の日能研は、子供たちが入試に向かう試験会場で入試応援や握手を続けていたが、コロナ禍で2021年から入試応援をオンラインでの応援に変更。2022年の入試期間中も校門前での握手の応援は行わないことを決めている。
《田中志実》

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