【中学受験2022】仙台市青陵中等教育学校で採点ミス、3人が追加合格

 仙台市教育局は2022年1月20日、仙台市立青陵中等教育学校で採点ミスがあり、3人に本来合格とすべきところを不合格としていたと発表した。「総合問題I」において、誤りのある解答をもとに採点し、合計点および合否判定に影響があったと公表した。

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令和4年度仙台市立中等教育学校入学者選抜における採点の誤りについて
  • 令和4年度仙台市立中等教育学校入学者選抜における採点の誤りについて
  • 誤りの概要
  • 対応と再発防止策
 仙台市教育局は2022年1月20日、仙台市立青陵中等教育学校で採点ミスがあり、3人に本来合格とすべきところを不合格としていたと発表した。「総合問題I」において、誤りのある解答をもとに採点し、合計点および合否判定に影響があったと公表した。

 1月8日に実施した令和4年度(2022年度)仙台市立中等教育学校(仙台青陵中等教育学校)入学者選抜適性検査において、教育委員会で作成した誤った解答例をもとに採点。あらためて、該当する設問の採点を行ったうえで合否判定を実施し、新たに3名を合格とした。

 該当となった設問は、社会的事象や統計資料等をおもな題材として出題する「総合問題I」の奈良時代における水田の面積の単位をha(ヘクタール)に換算する問題。正しい解答は、「1.5ha」だが、「15.2ha」と誤った解答をもとに採点した。

 なお、新たに合格となった3名とその家族には1月20日、仙台青陵中等教育学校の職員が訪問し、合格通知を渡し、謝罪した。また、1月21日より、正しい採点結果を反映させた簡易開示の受領も可能となる。すでに受領した人にも対応する。

 仙台市教育局高校教育課は、今後の再発防止に向け「あらためて問題・解答例のチェック体制を強化し、確認の徹底を図る」としている。
《川端珠紀》

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