港区立みなと科学館は2022年春の企画展として、国立科学博物館の巡回展「ダーウィンを驚かせた鳥たち」を開催する。生物多様性を知る入口として、ダーウィンに大きな影響を与えた鳥「ダーウィンフィンチ」類について紹介する。 企画展で展示されるダーウィンフィンチ類の模型は、アメリカ自然史博物館の剥製を基に、精巧なバードカービングで作られた。くちばしの形や体の大きさ等の比較から、のちに「適応放散」の代表例となったダーウィンフィンチ類の多彩なありようを知ることができる。 また、アホウドリの生息域内保全等、日本国内で行われている生物多様性の保全活動についても紹介。地球上に生活している生物種の多様性を表す64種類のフィギュアも展示する。 さらに、みなと科学館のオリジナルとして、身近な港区の自然環境にも注目。身近な地域における生物多様性への理解を深め、自然との共生を目指して自分自身ができることを考えるきっかけに繋げられるような内容が企画される。 その他、期間中には講演会や自然観察会、子供向けのクイズラリーといった各種イベントの開催も予定している。◆2022春の企画展「国立科学博物館 巡回展 ダーウィンを驚かせた鳥たち 日本の生物多様性とその保全」期間:2022年3月25日(金)~2022年5月8日(日)※4月11日(月)、4月12日(火)は休館日開館時間:9:00~20:00会場:港区立みなと科学館(東京都港区虎ノ門3-6-9)多目的ロビー入館料:無料