ウィンタースポーツ、スキー5割強…地方で傾向に大差

 遊び予約サイト「アソビュー!」を提供するアソビューが、スキーとスノーボードに関する全国調査の結果を発表。地域によって傾向に大差が見られる結果となった。「する」と回答した種類別では「スキー」が5割強で最多となった。

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スキー・スノーボードを「する」「以前していたが今はしない」「したことがない」
  • スキー・スノーボードを「する」「以前していたが今はしない」「したことがない」
  • スキーとスノーボードの割合
  • スキー・スノーボードを始めたタイミング
  • スキー・スノーボードをするシーン
  • スキー・スノーボードを誰としますか?
  • ゲレンデを選ぶとき、どのようなところを気にしますか?
  • 「以前していたが今はしていない」「ほとんどしたことがない」と回答した人の理由
  • 今後スキー・スノーボードをしてみたいと思いますか?

 遊び予約サイト「アソビュー!」を提供するアソビューが、スキーとスノーボードに関する全国調査の結果を発表。地域によって傾向に大差が見られる結果となった。「する」と回答した種類別では「スキー」が5割強で最多となった。

 調査は、2022年2月17日~2月21日の期間、全国のアソビュー!会員を対象にインターネットで実施した。調査対象人数は4,451名。

 スキーやスノーボードをするかという質問に対しては、関東では「する」が12.90%、「以前していたが今はしていない」が55.89%、「ほとんどしたことがない」が31.29%。九州・沖縄では生涯でスキー・スノーボードを「ほとんどしたことがない」と回答した人が61.40%となった。一方、雪が多く降る北陸・甲信ではスキー・スノーボードを「する」と答えた割合が89.80%と9割近くにのぼり、地方によってウィンタースポーツに対する親和性に大きく差が出る結果となった。

 なお、日本のスキー場数ランキングは1位が長野県、2位が北海道、3位が群馬県となっているが、「北陸・甲信」が圧倒的にスキー・スノーボード人口が多く、「北海道・東北」や「関東」とは大きく差が開いている。

 さらに、「する」と回答した人の中でのスキーとスノーボードの割合は、「スキー」(48.2%)と「以前はスノーボードをしていたが現在はスキー」(3.8%)を合わせると5割を超えたのに対して、「スノーボード」(22.2%)と「以前はスキーをしていたが現在はスノーボード」(12.5%)を合わせた割合は3割強で、スキー人口の方がスノーボード人口よりも多い結果となった。「スキーもスノーボードもする」と回答した割合は13.3%だった。

 スキーやスノーボードを始めたタイミングについては、「大人になってから」が最多で31.0%、続いて「子どもの時から」が30.4%、「学生の頃から」が29.9%となり、スキー・スノーボードを始めるタイミングには偏りがないことが明らかになった。「親になってから」という回答も8.7%となり、子供と一緒に始める親も一定数いることがわかった。

 スキーやスノーボードをするシーンとしては、「季節を感じられる」(27.0%)、「冬の旅行先のメインコンテンツ」(10.41%)と季節感がポイントとなっている他、「趣味」(23.78%)や「スポーツ」(19.30%)として楽しむ層も。子供をもつ親からは「子供にさせておきたい経験として」という意見も多かった。

 ゲレンデ選びのポイントには、「ゲレンデの広さ・コースの充実度」を重視していると回答した割合が59.0%で最多となった。スキー・スノーボードを誰とするかについての質問で「家族(小学生以下の子供を含む)」という回答が一番多いことを反映して、「子供向け・初心者向け施設の充実度」を回答に選ぶ割合も14.78%と2番目に多かった。

 スキーやスノーボードを「以前していたが今はしていない」「ほとんどしたことがない」と回答した人の回答理由では、「機会がないから」が31.36%、「ゲレンデまで行くのが大変だから」が19.77%となった。一方では、その6割以上が「今後スキー・スノーボードをしたい」と前向きに考えていることが明らかとなった。

※ 調査内での地方分類
 関東:東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県
 北陸・甲信:新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県
 東海:愛知県、静岡県、岐阜県、三重県
 近畿:大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県
 中国・四国:鳥取県、島根県、広島県、山口県、徳島県、香川県、高知県、愛媛県
 九州・沖縄:大分県、福岡県、佐賀県、長崎県、宮崎県、熊本県、鹿児島県、沖縄県

《増田有紀》

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