【GW2022】国内旅行、2割「意欲あり」温泉やグルメが人気

 ゴールデンウィーク中の国内宿泊旅行について、全体の2割が「意欲あり」と回答、旅行の目的は温泉やグルメが最多であることが、じゃらんリサーチセンターが2022年3月に実施した「新型コロナウイルス感染症による旅行市場への影響」調査から明らかとなった。

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ゴールデンウィークの旅行意欲
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 ゴールデンウィーク中の国内宿泊旅行について、全体の2割が「意欲あり」と回答、旅行の目的は温泉やグルメが最多であることが、リクルートの観光に関する調査・研究、地域振興機関「じゃらんリサーチセンター」が2022年3月に実施した「新型コロナウイルス感染症による旅行市場への影響」調査から明らかとなった。

 「新型コロナウイルス感染症による旅行市場への影響」調査は、新型コロナウイルス感染症拡大の旅行業界への影響度を旅行者の視点から測り、地域および宿泊施設を主とした今後の回復期に向けた具体的施策に役立てることを目的に、2020年3月より継続して実施している。第12回となる今回の調査は、マクロミル会員モニターの20歳~79歳の1,652人(性別・年代による均等割付)を対象に、2022年3月28日・29日に実施した。

 3月末時点の潜在層を含めた国内宿泊旅行の意欲は、前回1月調査から8.5ポイント増加し、64.2%が旅行に前向きであることがわかった。「予定をしており気を付けながら行く層」は8.2ポイント増加して 18.6%。一方、「旅行をキャンセル・しばらく行かない層」は6.7ポイント減少して、16.1%だった。

 ゴールデンウィークの国内宿泊旅行について、全体の20.0%が「意欲あり」と回答。そのうち30%以上が旅行の目的に温泉やグルメをあげているが、屋外型レジャーを中心に多様な目的も選択されている。

 目的地までの移動方法は「自家用車」と「レンタカー」の合計が58.3%で最多。目的地は「居住都道府県と隣接している(境界が接している)都道府県への旅行」と「隣接都道府県よりも遠くの旅行でおおよそ300km圏内への旅行」が同率の26.0%でもっとも多く、ついで「隣接都道府県よりも遠くの旅行で300km圏内よりも離れた地域への旅行」が17.2%だった。

 希望する宿泊施設は「旅館」20.2%がもっとも多く、ついで「ビジネスホテル」が18.7%。一方で「未定・わからない」との回答も29.3%あった。旅行の同行者については、「家族旅行(子連れ)」36.6%が最多だった。

 「じゃらんリサーチセンター」研究スタッフの五十嵐大悟氏は、今回の調査から「ゴールデンウィークの旅行では、目的や希望する宿泊施設が幅広く選択されており、コロナ禍を受けて旅行者自身が本当にやりたい旅行を考えるようになり、それぞれの希望に沿った旅行方法を自ら選択するような傾向が進んだことを示している可能性もあります」と分析している。
《川端珠紀》

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