3分で国家公務員のリアルがわかるショート動画公開…内閣府

 内閣官房内閣人事局は2022年4月26日、国家公務員のリアルを紹介する「採用広報ショート動画」第1弾3本を「国家公務員キャリアガイド」のYouTubeチャンネルで公開した。就活生が知りたいポイントを最大限盛り込んでいる。いずれも3分程度で作成している。

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採用広報ショート動画
  • 採用広報ショート動画
  • 国家公務員のDNA~それぞれの志望動機~
  • 国家公務員の日常に密着(若手職員編)
  • 国家公務員の働き方・オフィス改革 現在⇒未来
 内閣官房内閣人事局は2022年4月26日、国家公務員のリアルを紹介する「採用広報ショート動画」第1弾3本を「国家公務員キャリアガイド」のYouTubeチャンネルで公開した。就活生が知りたいポイントを最大限盛り込んでいる。いずれも3分程度で作成している。

 国家公務員の働き方改革は着実に進んでいる。2022年4月内閣人事局の「令和3年度働き方改革職員アンケート」によると、働き方改革が進んだ実感は64.5%で、着実に向上していることがわかっている。また、課室長・課長補佐・係長級の約3割は、週2、3回以上のテレワーク・在宅勤務を実施している。内閣人事局が実施する2021年8月の「男性国家公務員の育児に伴う休暇・休業の取得促進に係るフォローアップ結果」によると、2019年度第1四半期に子供が生まれた男性職員のほぼ全員99%が育休等を取得している(平均取得日数は50日)。

 一方、2022年3月の人事院の「本年度就職活動を終えた学生を対象とする意識調査」結果では、国家公務員を就職先に選ばなかった者の6割が、「業務をこなすことが大変そう」「超過勤務等が多そう」といったイメージをあげていた。学生から見た霞が関は、「ブラックな職場」という印象が強いのがわかった。

 内閣人事局は、国家公務員のリアルを紹介する「採用広報ショート動画」を全9本作成した。テーマは「3分でわかる!国家公務員はどのような職場でどのように働いているのか」。実際に働く職員のようすを伝えられるよう、さまざまな府省から30名以上の現役職員が登場し、実際のオフィスで撮影を行った。

 若手職員が中心となって企画し、就職を控えた学生等にもヒアリングを実施し、就活生が知りたいポイントを最大限盛り込んだ。政府の採用広報活動を担う内閣人事局において、初の試みとなる。

 就職活動が本格化する大学3、4年生だけではなく、今後の進路選択を考え始める高校生や大学1、2年生、すでに社会人となっている人々にもぜひ見てもらいたい動画だという。「国家公務員キャリアガイド」のYouTubeチャンネルにて、4月26日に、第1弾3本を公開した。

 動画1「国家公務員のDNA~それぞれの志望動機~」(1分18秒)は、出身府省や世代が異なる職員7名が、「なぜ国家公務員を目指したのか」を1行メッセージにまとめている。掲げているフリップは実際に登場する職員が自分の手で書いたもの。

 動画2「国家公務員の日常に密着(若手職員編)」(4分25秒)は、採用1・2年目の職員の仕事のようすやオフの時間の過ごし方まで、若手職員の日常の1日に密着した。見どころは、職場における上司との人間関係や、仕事から感じられるやりがいの部分。そして、資格の勉強や趣味に打ち込むプライベートの部分。ジムでの体力づくりや、ダンスを楽しむ姿も披露している。

 動画3「国家公務員の働き方・オフィス改革 現在⇒未来」(3分38秒)は、総務省・経済産業省・環境省の執務スペースを紹介し、進化し続ける霞が関の働き方とワークスペースの模様を伝える。働き方に合わせて場所を変え、場所を変えることで働き方を変えていく霞が関の取組に注目。

 5月10日に第2弾3本を、5月24日に第3弾3本を公開する。地方へ熱い思いを持つ職員や、理系出身、民間出身の職員が登場する他、ママ職員への密着や、チーム一丸となって働く霞が関の模様も紹介する。「国家公務員キャリアガイド」のYouTubeチャンネルで視聴できる。
《大田芳恵》

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