麻布大学「バーチャルいのちの博物館」オンライン開館

 麻布大学「いのちの博物館」は、自宅で学べる・楽しめる「バーチャルいのちの博物館」をオンラインで開館した。迫力のある動物の骨格展示を高い臨場感で鑑賞可能。

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麻布大学いのちの博物館内の展示のようす
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 麻布大学「いのちの博物館」は、自宅で学べる・楽しめる「バーチャルいのちの博物館」をオンラインで開館した。迫力のある動物の骨格展示を高い臨場感で鑑賞できる。

 「いのちの博物館」は、麻布大学創立125周年を記念して2015年に大学キャンパス内に設立された。先人が残された貴重な遺産を継承するとともに、「研究内容、動物標本、歴史資料」を広く社会に紹介している。館内は、「博物館へのいざない」「獣医学」「動物に学ぶ」「生命・環境科学部」「歴史」「ハンズオン ~骨に触ってみよう!~」のコーナーが設けられている。動物標本は、アジアゾウやキリン、ヘビ等の全身骨格を中心に、約500点を展示している。骨格標本については、レプリカではなくすべて本物の骨による展示が特長。本物の標本による迫力のある展示により、肌で感じ、いのちの大切さを学んで、楽しむことができる。

 2015年9月に開館した麻布大学「いのちの博物館」は、これまで延べ約3万3,000人が来場した。幼稚園児、小中学生から年配の人まで幅広い世代の人々から、地域の身近な博物館として親しまれている。最近では遠方の来館者も増えてきていたが、この約2年間、新型コロナウイルスの感染拡大による感染予防対策のための入場制限や、外出自粛の拡大により、博物館を訪れる機会が減少した。そのため自宅に居ながら、安心・安全に展示標本の鑑賞を楽しめるバーチャル展示を始めた。一般の人の鑑賞だけでなく、麻布大学の学生教育にも活用している。

 「バーチャルいのちの博物館」は、最新のVR技術の採用によって、展示室のようすや動物の標本を高画質の3DビューとVR映像をオンラインで公開している。VR映像の鑑賞には専用ゴーグル(Oculus Quest2推奨)が必要だが、3Dビュー映像はPCやスマートフォンで博物館の展示標本を自宅等の好きな場所から好きな時にWebサイトより鑑賞を楽しむことができる。

 現在、「いのちの博物館」への来館は事前予約制。予約方法はWebサイトで確認できる。また、「いのちの博物館」を手軽に楽しめるように公式Twitterでも情報を配信している。


《大田芳恵》

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