指定国立大学とは、世界最高水準の卓越した教育研究活動を展開し国際的な拠点となり得る国立大学法人を指定する制度。2016年の国立大学法人法改正により、制度が創設されて以降、文部科学大臣により、東京大学や京都大学、東京工業大学、東京医科歯科大学等10法人が指定国立大学法人として指定されている。
東京工業大学は、「8月8日より一部報道機関において、東京工業大学と東京医科歯科大学の統合に関する報道がなされているが、同大学が発表したものではない」とコメント。東京医科歯科大学も同様にWebサイトでコメントを掲載している。
東京工業大学は、創立から130年を越える歴史をもつ国立の理工系総合大学。学士課程約5,000人、大学院課程約5,500人の計約1万500人の学生が学ぶ。2018年3月20日に指定国立大学に指定された。
東京医科歯科大学は、1928年10月12日に官立歯科医学教育機関として設置された、国立の医療系総合大学院大学。医学部医学科、医学部保健衛生学科、歯学部歯学科、歯学部口腔保健学科と教養部、大学院医歯学総合研究科と大学院保健衛生学研究科、さらに、生体材料工学研究所と難治疾患研究所がある。指定国立大学として2020年10月15日に指定され、2022年4月1日に活動を開始している。