質問紙調査は、児童生徒の学習に対する意識や生活のようす等についての情報収集と分析を目的とした調査。埼玉県では、質問紙調査の一部は、経年変化を把握できるようにしており、たとえば、2020年度(令和2年度)の小学校5年生に実施した同内容の質問を、2021年度(令和3年度)の小学校6年生でも調査している。
今回の発表では、2021年度(令和3年度)の質問紙原案を作成する際、質問紙調査の一部である「非認知能力」の質問で回答選択肢を誤って作成。2020年度(令和2年度)と同じ方法でスコアを算出したため、2021年度(令和3年度)のスコアの一部に誤りが生じ、2022年度(令和4年度)の質問紙調査においても同様の誤りがあったとしている。
なお、学力調査に誤りはなく、質問紙調査の一部で誤りのあったスコアに対しては再集計を行い、8月下旬に予定している2022年度(令和4年度)の結果の返却にあわせて、参考値として返却する。埼玉県は今後、県による発注前の確認作業と仕様書に確認フローを追加しミス防止・確認作業を徹底し、再発防止策を講じる。