弘前大学は2022年10月31日まで、太宰治記念「津軽賞」第1回地域探究論文高校生コンテストの応募を受け付けている。自らの地域についてオリジナルな視点で研究し、既定の字数以内で表現した小論文を募集する。
弘前大学（青森県弘前市）の前身の1つである旧制官立弘前高等学校で学んだ太宰治は、故郷・家族・社会・芸術等に向けた豊かな感受性をもって作品を世に発表した。その中で、中期の佳品として名高い小説「津軽」（1944年）は、太宰の卓越した観察眼と深い洞察に基づいて編まれており、地域の地誌、地域論として読むこともできる。
弘前大学は、太宰治の事績を記念して、弘前大学太宰治記念「津軽賞」を設立。高校生が自ら地域を探究することを通じて、自分が本当に学びたいことに気付いてもらうことを目的に、 第1回地域探究論文高校生コンテストを実施する。対象は、日本国内の高等学校に在籍する高校生で、学年は問わない。
個人・グループの2部門に分けて小論文（日本語に限る）を募集する。個人部門は規定字数1,200字以内で、 独創的な地域論・地域提案として自分の力を試す。グループ部門（3人以内）は規定字数2,000字以内で、「総合的な探究の時間」のチャレンジ目標として、 グループで応募する。写真・図・表の掲載は字数制限には含めず、2点まで可。グループ部門に応募する高校生は、原則として同じ高等学校に在籍すること。
小論文のテーマ・応募分野は、「歴史・文化・社会」「技術・環境・食」「ライフ・健康・教育」の3つ。自らの地域についてオリジナルな視点で研究し、既定の字数以内で表現した小論文を作成する。応募分野を参考にテーマを設定し、研究を進める。なお、審査の進行上、応募の際は応募分野を明記すること。
募集は10月31日まで弘前大学のWebサイトで受け付ける。結果発表は2023年1月の予定。各賞の結果発表は、弘前大学のWebサイトに「氏名・高等学校名・小論文のタイトルおよび概要等」を掲載する。個人部門の場合は受賞者本人に、グループ部門の場合は受賞したグループの代表者に結果を通知する。応募方法の詳細はWebサイトで確認できる。
◆弘前大学 太宰治記念「津軽賞」第1回地域探究論文高校生コンテスト
対象：日本国内の高等学校に在籍する高校生
募集部門：個人・グループの2部門
小論文のテーマ・応募分野：「歴史・文化・社会」「技術・環境・食」「ライフ・健康・教育」
申込方法：Webサイトから申し込む
申込締切：2022年10月31日（月）
結果発表：2023年1月（予定）
