絵本「モチモチの木」NFT付きプリモアート展示会

 モバイルブック・ジェーピーは、絵本「モチモチの木」「花さき山」(ともに斎藤隆介作・滝平二郎絵)のNFT付きプリモアート(高精彩複製画)展示会を丸善丸の内本店で開催している。展示は2022年12月末まで。展示期間中はECサイトにて、同商品の第二期販売を行う。

趣味・娯楽 その他
「モチモチの木」の原画を再現
  • 「モチモチの木」の原画を再現
  • 高精彩出力技術「プリモアート」を使った高精彩複製画
  • レーザーカットによるきりえ加工を施している
  • 原画展でしか見られない6点の作品を再現
  • 幻の「三日月」バージョンを限定販売
  • EHONS TOKYO

 モバイルブック・ジェーピーは、絵本「モチモチの木」「花さき山」(ともに斎藤隆介作・滝平二郎絵)のNFT付きプリモアート(高精彩複製画)展示会を丸善丸の内本店で開催している。展示は2022年12月末まで。展示期間中はECサイトにて、同商品の第二期販売を行う。

 展示会は、東京都千代田区の丸善丸の内本店2階の「EHONS TOKYO(エホンズトーキョー)」オープン1周年を記念して開催。同店は、絵本の世界をモチーフにしたグッズの企画・販売を行う店舗となっている。

 展示期間中、モバイルブック・ジェーピーが運営するECサイト「MasterDig(マスターディグ)」にて絵本「モチモチの木」「花さき山」から印象的な6点の原画を再現し、各20枚を限定販売する。展示会では額装された複製画サンプルを展示し、丁寧に制作された複製画サンプルを楽しめる。

 今回販売する「モチモチの木」シリーズでは、現在掲載されている「二十日の月」とは異なる「三日月」バージョンも制作。滝平二郎没後に発見された貴重な原画をもとに、細部まで再現した。1971年の絵本「モチモチの木」発行当時、この場面が「三日月」だったというエピソードはあまり知られていない。版を重ねる中で「科学的におかしい」との指摘を受け、文・絵ともに変更することになったという。滝平は元の絵を廃棄して心機一転描き直そうとしたが、「捨てるくらいなら私にください」と妻に止められ、サインと落款を入れて妻に預けた。こうして「三日月」の絵は廃棄を免れた。ついては、当初の「三日月」の絵をもう一度楽しんでほしいとの思いから、今回は「三日月」「二十日の月」両バージョンを制作することにした。

 高精彩出力技術「プリモアート」を使った高精彩複製画は、大日本印刷が長年にわたり培ってきた画像修正のノウハウと、出力機のもつ発色を最大限に活用したもの。複製画専用のカラーテーブルを独自に開発した技術で、原画を限りなくオリジナルに近い色再現にて複製した。1億画素超の高精細カメラでの複写撮影と、10色のインクと職人の色調調整技術により細かなタッチや色味を再現している。

 今回の複製画は、滝平二郎作品としては初めてのNFT付き複製画となる。NFT(非代替性トークン)とは、ブロックチェーン上で発行・流通するデジタルデータの一種で、代替不可能な仮想通貨という意味。このNFTを使うことで世界に同じものが存在しない唯一無二のデジタルデータという保証をすることが可能になり、鑑定書の代わりになる。

 複製画サンプルの展示期間は12月末まで。詳細は滝平二郎の「きりえ」NFT付きプリモアート(高精彩複製画)特設サイトで確認できる。

◆「モチモチの木」「花さき山」NFT付きプリモアート(高精彩複製画)展示会
日時:2022年12月末まで
場所:EHONS TOKYO(東京都千代田区丸の内1-6-4 丸の内オアゾ 丸善 丸の内本店 2F)


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《田中志実》

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