毎日本を読む人の8割以上が生活の充実を感じていることが、楽天グループが発表した調査結果からわかった。
楽天グループは、オンライン書店「楽天ブックス」において、秋の読書週間に向け、読書習慣と幸福度(生活の充実度)の関連性についてのアンケートを実施。調査期間は9月28日から9月30日。回答数は7,326。「楽天ブックス」ユーザーを対象にインターネットで調査した。秋の読書週間は毎年10月27日から11月9日。読書推進運動協議会が主催し、読書を推進する行事が集中して行われる。
アンケートで読書の頻度について聞いたところ、「毎日本を読む」が最多で28.7%、ついで「毎週本を読む」の27.6%。半数以上(56.3%)が週に1回以上読書をしていることがわかった。
幸福度(生活の充実度)について尋ねたところ、「毎日本を読む」と答えた人は、自身の生活が「とても充実している」(11.1%)、「充実している」(36.3%)、「少し充実している」(34.1%)と回答し、全体の8割以上を占めた。一方、「本をまったく読まない」と答えた人は、「とても充実している」(5.7%)、「充実している」(25.1%)、「少し充実している」(27.5%)と、いずれも「毎日本を読む」と回答した人より低い結果に。「毎日本を読む」人は「本をまったく読まない」人より、「生活が充実している」と回答する割合が約20ポイント高く、より幸福を感じる傾向にあることが明らかになった。
読書が自身の幸福(生活の充実)につながっているか尋ねたところ、7割以上がつながっていると回答。その理由は、「感動したり、心を揺さぶられたりするから」が最多の57.9%、ついで「新しい知識を得ることに喜びを感じるから」が57.1%となった。
自身の幸福(生活の充実)につながる書籍のジャンルを聞いたところ、1位は「小説・エッセイ」(60.7%)。ついで、「漫画(コミック)」(50.7%)、「実用書(趣味、スポーツ、料理、美容)」(49.0%)等があげられた。