香川ゲーム条例違憲訴訟「合憲」確定…原告が控訴せず

全国から注目を集めた裁判が結審を迎えました。

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香川ゲーム条例違憲訴訟「合憲」判決が確定―原告が控訴せず
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子どものゲーム時間の目安などを示した香川県の条例は「憲法違反」だとして、元高校生らが県に損害賠償を求めた裁判で期限までに原告側が控訴せず、条例は「合憲」とする高松地裁の判決が確定しました。

2020年3月に成立した「ネット・ゲーム依存症対策条例」を巡り当時高校生だった男性と母親が、憲法13条が保障する幸福追求権や自己決定権を侵害し、精神的苦痛を受けたとして計160万円の損害賠償を求めた訴訟について、Game*Sparkではこれまでも経過を報じてきました

高松地裁は2022年8月30日「憲法違反とは言えない」と原告側の訴えを退ける判決を言い渡しており、判決に不服がある場合の控訴期限は一審の判決文が届けられてから14日以内となっています。しかし、9月29日の時点で判決文は原告男性に届いていないとみられ、判決から1カ月以上が経っても裁判は“宙ぶらりん”という異例の状況に。

地裁は裁判所が書留郵便を発送した時点で、当事者に送り届けたものとみなす「付郵便送達」の手続きを取り、今回の合憲判決の確定となりました。


香川ゲーム条例違憲訴訟「合憲」判決が確定―原告が控訴せず

《稲川ゆき》

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