コロナ禍で過去最高、3割超が旅行予定あり…国内宿泊旅行ニーズ調査

 じゃらんリサーチセンターは2022年11月29日、「国内宿泊旅行ニーズ調査」の結果を公表した。今後、国内宿泊旅行の予定がある人は33.6%で、調査開始(2020年3月)以来、過去最高値となった。

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 じゃらんリサーチセンターは2022年11月29日、「国内宿泊旅行ニーズ調査」の結果を公表した。今後、国内宿泊旅行の予定がある人は33.6%で、調査開始(2020年3月)以来、過去最高値となった。

 リクルートの観光に関する調査・研究、地域振興機関「じゃらんリサーチセンター」は、国内宿泊旅行マーケット全体の活性化への貢献を目的に、旅行者の旅行意欲や行動予定を定期的に聴取して広く公開する「国内宿泊旅行ニーズ調査」(旧称「新型コロナウイルス感染症による旅行市場への影響」調査)を2020年3月より継続して実施している。今回公表された2022年11月時点(第16回)国内宿泊旅行ニーズ調査の対象は、全国の20歳~79歳1,652人で、11月1日~11月2日に実施した。

 新型コロナウイルス感染症の影響下の国内宿泊旅行に関する旅行意欲について聞くと、「予定をしており、気を付けながら行く」「予定をしており、気にせず行く」の合計は前回調査から4.9ポイント増加して33.6%だった。これは、調査開始(2020年3月)以来、過去最高値となる。潜在層を含めた旅行意欲のある人は64.8%で、前回調査から0.7ポイント増加している。

 また、冬(12月~翌年2月、年末年始を除く)の旅行について、旅行好きな層(コロナ禍以前に年3回以上旅行をしていた人)のうち45.6%が旅行を予定していた。さらに、「まだ予定はないが、旅行に行きたい」と回答した割合は25.1%で、これらを合計した旅行に前向きな人(予定・希望者)は70.7%にのぼった。

 今冬の国内宿泊旅行の行き先については、「隣接都道府県よりも遠くの旅行でおおよそ300km圏内への旅行」と「隣接都道府県よりも遠くの旅行でおおよそ300kmよりも遠くへの旅行」の合計は、年末年始を除く時期で51.2%で、年末年始は46.0%だった。約半数の人は遠方への旅行を希望していることがわかった。

 国内宿泊旅行について意欲をもつ人は2022年3月以降6割程度と安定しており、今後旅行の予定があると回答した人については2020年3月の調査開始以降最高の33.6%となった。じゃらんリサーチセンター研究スタッフの五十嵐大悟氏は、「新型コロナウイルス感染症の感染の急拡大がない限りは国内の旅行意欲は6割程度を維持すると見られ、ここに全国旅行支援のキャンペーンもあったことで、実際の行動が後押しされたものと考えられる」と分析。しかし、今後感染が急拡大した場合は2022年2月が新規感染者数のピークであった第6波の時期と同様に、旅行意欲の一時的な減速の可能性もあるため注視が必要だとしている。


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《田中志実》

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