中学進学塾の浜学園が調査・発表した「中学受験を考える家庭の、家庭学習とメディア利用状況」において、小学生が好きな書籍のランキングが紹介されている。 調査対象となったのは、中学受験をめざす小学校1年生から6年生までの、浜学園の塾生約8,000名。調査は2012年5月25日から6月15日までの期間に実施され、2,880件の有効回答を得たという。 J.K.ローリング著のファンタジー小説「ハリー・ポッターシリーズ」は高学年に人気で、小6と小5で1位、小4では2位となった。 原ゆたか著の児童書シリーズ「かいけつゾロリシリーズ」は低学年に人気で、小3、小2、小1で1位。小4でも3位にランクインした。 ほかに「ぼくらのシリーズ」(小6、小5)、「マジック・ツリーハウスシリーズ」(小5、小4、小3、小2)、「ズッコケ三人組シリーズ」(小5、小3)が複数学年で上位にランクインした。 同じ調査で、「1か月に読む本の数」についても発表された。全体の平均は6冊で、小1が10冊ともっとも多く、小6では4冊と、学年が上がるにつれて減少傾向にある。高学年での減少は、受験勉強が本格化することにくわえ、選択する書籍のボリュームが増えることにも原因がありそうだ。