小学生を対象とする中学受験の入試問題は知識のみならず思考力を求められるものも多い。鋭い視点の時事問題や、良問・難問・思考力問題は、つい親のほうが解いてみたくなるかもしれない。
灘中学校の過去問集より、2018年度入試「国語」で出題された問題にいざ挑戦。
灘中学校
昭和2(1927)年創立。兵庫県神戸市東灘区にある私立男子中学校・高等学校。中学校から入学した内部進学生徒と高等学校から入学した外部進学生を高校1年から混合クラスとする併設混合型中高一貫校。
中学入学時に原則8人の教員が担任団を編成し、1つのチームとして6年間学年を受けもつ「担任持ち上がり制」が特色。学習指導の計画性、効率性、一貫性が保たれるとともに生徒が学級担任に限らず担任団のどの教員にでも気軽に相談できる環境が整っている。学習や部活動においては「生徒が主役」の主体的な学びを奨励。生徒は校是である「精力善用」「自他共栄」を判断の指針とし、自ら問題を発見し試行錯誤を重ね解決の道筋を探すことでリーダーシップ、人間関係調整力、コミュニケーション力などの非認知能力を養っていく。文章化された校則を設けていないのも特徴。
灘中学校 2018年度入試問題「国語」(提供:声の教育社)
資料1 灘中学校 2018年度入試問題「国語」
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