【大学入学共通テスト2023】昨年の事件受け厳戒態勢の中、試験開始…東工大試験会場のようす

 3年目となる大学入学共通テスト(旧センター試験、以下、共通テスト)が、2023年1月14日午前9時30分に始まった。2023年度(令和5年度)共通テストは1月14日と15日の2日間実施される。東京工業大学試験場のようすを取材した。

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厳戒態勢が敷かれた東京工業大学試験場のようす
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  • 受験生が安心して試験に望めるよう、警視庁も全力で警備にあたる
  • 大学入学共通テスト2023東京工業大学試験場のようす
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 3年目となる大学入学共通テスト(旧センター試験、以下、共通テスト)が、2023年1月14日午前9時30分に始まった。2023年度(令和5年度)大学入学共通テスト(以下、共通テスト)は1月14日と15日の2日間実施される。昨年10月に東京医科歯科大学との統合を発表し話題となった東京工業大学では、寒空のもと午前8時の開門と同時に、受験生が続々と試験室や控室に向かった。午前9時30分からの「地理歴史・公民」の2科目試験が行われる。

 コロナ禍で感染症予防対策をとりながら、また昨年の東京大学での刺傷事件を受けて厳戒態勢が敷かれた会場で、共通テストが実施される。2,618人が受験を予定している東京工業大学試験場(大岡山キャンパス)では、「地理歴史・公民」の2科目受験志願者は少ないものの、多くの受験生が早めに入構し、各自試験室や控室で最後のチェックを行っている。

 警備にあたっていた警視庁職員は「昨年の事件を受け、今年は各地の試験場で例年以上に厳重な警備を行っている。受験生が少しでも安心して試験に臨めたら」と話した。

 また今年は受験生応援が解禁となり、駅前には予備校関係者の姿も多く見られた。体調を気にかけながら、コロナ禍で高校生活を過ごし、我慢を強いられた受験生たちにエールを送っていた。

 2023年度の共通テストは大学711大学、専門職大学8大学、短期大学151大学の計870大学が利用し、前年より1万7,786人減の51万2,581人が志願した。2023年3月高等学校等卒業見込者(現役生)の志願者は全体の85.2%の43万6,873人。なお、2023年3月高等学校等卒業見込者(現役生)のうち共通テストに出願した者の割合は前年と同じ45.1%。もっとも高いのは東京の57.6%、もっとも低いのは沖縄の31.7%だった。

 共通テスト1日目(1月14日)は、午前9時30分~11時40分に「地理歴史・公民」の2科目受験、午前10時40分~11時40分に「地理歴史・公民」の1科目受験、午後1時~2時20分に「国語」、午後3時10分~4時30分に「英語リーディング」「外国語 筆記」、午後5時10分~6時10分に「英語リスニング」が行われる。

 2日目(1月15日)は、午前9時30分~10時30分に「理科1」、午前11時20分~12時30分に「数学1」、午後1時50分~2時50分に「数学2」、午後3時40分~午後5時50分に「理科2」の2科目受験、午後4時50分~5時50分に「理科2」の1科目受験が行われ、全日程が終了する。

 各日の試験終了後は、予備校や塾、新聞社による解答速報や講評がWebサイトに掲載される。リセマムでも、特設ページ「大学入学共通テスト2023 特集」「大学受験2023 特集」を公開しており、各予備校の解答速報や分析コメント難易度比較を随時掲載する。

大学入学共通テスト2023 特集
大学受験2023 特集
《編集部》

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