「合格」へのこだわりこそ、湘南ゼミナールの強さ…大学受験の基礎固めは小中学生から

 「イード・アワード2022塾」高校生・大学受験生 集団指導の部において、最優秀賞を受賞した湘南ゼミナール。難関校合格の実績はもちろん、成績が上がる、面倒見の良い塾として評価は高い。その湘南ゼミナールの強さの秘訣を、代表取締役社長・中嶋歩氏に聞いた。

教育・受験 中学生
PR
「合格」へのこだわりこそ、湘南ゼミナールの強さ
  • 「合格」へのこだわりこそ、湘南ゼミナールの強さ
  • 大学受験の基礎固めは小中学生から? 一気通貫したサポートとは
  • 湘南ゼミナール・代表取締役の中嶋歩氏

 保護者満足度で表彰する「イード・アワード2022塾」高校生・大学受験生 集団指導の部において「湘南ゼミナール」が最優秀賞を受賞した。

 湘南ゼミナールは神奈川県をはじめ、千葉、埼玉、東京等で展開している、小学生・中学生・高校生を対象とした学習塾だ。難関校・上位校の合格と親身な指導体制に定評がある。特に、神奈川の高校受験においてトップ校への合格実績はトップレベルだ。

 その強さの裏にはどのような努力があるのか。湘南ゼミナール・代表取締役の中嶋歩氏に聞いた。

一気通貫で「受験」に対応

--「イード・アワード2022」高校生・大学受験生 集団指導の部で最優秀賞、さらに「講師が良い塾」「成績が上がる塾」「子供が好きな塾」部門賞も受賞されました。学齢の異なる小学生・集団指導の部でも「成績が上がる塾」の部門賞を受賞されています。

 実際に通う保護者の満足度によって決まるイード・アワードでの受賞は、とても嬉しく、ありがたいという気持ちでいっぱいです。昨今、私たちは高等部の指導にこれまで以上に力を入れていることもあり、高等部が最優秀賞をいただけたことは、とても励みになります。

--高等部に力を入れていらっしゃるのは、どのような背景があるのですか。

 受験指導をしている塾としての最終目標は、大学受験にあると考えています。私たちは小学生から中学生、高校生まで幅広い年代の生徒さんの指導をしていますが、その理由もやはり大学受験に向けて一気通貫で支援したいからです。

 もちろん小中部でも、高校受験で志望校に合格するための徹底した指導を行っています。たとえば神奈川の公立トップ校の横浜翠嵐高等学校(以下、横浜翠嵐)。横浜翠嵐が人気を博している理由は、やはり高い大学進学実績でしょう。毎年当塾では多くの横浜翠嵐⁠⁠⁠合格者を輩出しており、10年で1200人以上の生徒さんが合格を手にしています。そのような生徒さんたちが高校受験の先に見据えている大学受験までをしっかりサポートしたいと考え、高等部の指導にここ数年さらに注力することにしたという経緯です。

取材に応じてくれた湘南ゼミナール・代表取締役の中嶋歩氏

湘南ゼミナールが大切にする4つのこと

--今回、高校生の部でも、小学生の部でも「成績が上がる塾」として部門賞を獲得されています。成績を上げるための貴塾ならではのポイントを教えてください。

 志望校合格には、学校の成績が上がることが大前提ですので、この部門賞受賞は非常に嬉しいですね。

 たとえば大学受験において、難関大などに合格する子には、共通点があります。それは、高校1年生のときの成績が良いということ。もちろん、3年生になってから追い上げるとか、塾には通わずに合格したとか、さまざまなお子さんがいらっしゃるでしょう。しかし、データ上明らかに、高校1年生の成績は大学受験の結果に連動します。ですから、私たちは、高校1年生の時期は、特にしっかりと定期テスト対策をします。徐々に大学受験に向けた勉強にフォーカスしていきますが、高校最初の1年間はとにかく学校の成績を上げることに重きを置きます

 実は、これは中学でも同じです。高校受験で難関校に合格するような子は、中学1年生のスタートから成績が良い子が多いのです。

--なるほど。中学生も高校生も、1年生は学校での成績を上げることに注力すべき、と。

 とくに最初の1学期が肝心です。なぜなら、最初の定期テストがその子の基準になるからです。最初のテストで良い成績を取ることができれば、そのあとも高い目標を追い続けることができます。ですから、私たちは保護者の方にも「中学1年生、高校1年生の1学期の定期テストや成績が重要」と、折に触れてお伝えするようにしています。

 そこで聞かれるのが「新学校の最初のテストで良い成績をとるためにはいつから準備すれば良いのか」ということ。言わずもがな、その前段階からの準備が必要です。多くの科目は積み上げですから、基本が大切。基本がない状態で上に積もうとしてもなかなか大変です。小学生の時期から高校受験を意識したり、まだ高校受験すら終えていない中学3年生で大学受験の話をしたりすると「早すぎる」と言う方もいらっしゃいますが、早くから先のことを考えて基礎づくりをすることが重要なのです。このような理由から、私たちは小学生から高校生まで広く来ていただけるようにしています。早めの学齢から通塾していただく方が、伸びる余地が多いのです。

--35年にわたる指導実績がある湘南ゼミナールならではの気付きと、そのためのカリキュラムだと感じました。

 湘南ゼミナールは設立以来、ずっと目指し続けている「4つのナンバーワン」があります。1つ目は通いやすさ、2つ目は生徒さん想い、3つ目は成績向上、そして最後が合格実績でのナンバーワンです。

 最終的なゴールはやはり合格実績、つまり生徒さんが志望校に合格することです。受験にはもちろん合格があれば不合格がありますから、合格することを強調しすぎることに違和感を覚える方もいるかもしれません。しかし、私たちはやはり「合格」にこだわりたいと思っています。合格という目標を達成するために過ごす日々の中には、努力があり、物語があります。合格を目指すことで、生徒さんたちは確実に成長し、それでこそ大きな自信を得ることができます。

 他の3つは、合格のための布石です。合格するためには、当然に成績向上が必須です。その成績向上に際して重要になるのが「(勉強が)楽しい、もっと頑張ろう」と生徒さん自身が意欲をもつこと。この意欲を引き出すには“生徒さん想い”でなくてはなりません。心理的な意味だけでなく、物理的にも近くにいたい。大袈裟ではなく、第二のわが家のような存在でありたいと思っています。それゆえ、通いやすさもナンバーワンでありたいのです。

受賞の喜びを語る湘南ゼミナール・代表取締役の中嶋歩氏

「先生が好き」「塾が好き」が成績を伸ばす

--貴塾が掲げる4つのナンバーワンは、おそらく「子供が好きな塾」部門賞の受賞理由にもつながりますね。

 「好きな先生の授業だから頑張る」という経験は、保護者の皆さまにも一度や二度あるのではないでしょうか。当塾も同じで「講師の先生が好き」「塾の居心地が良い」という状況になると、成績も比例して伸びているのです。

 子供の本当の気持ちを知るために、私たちは年に4回、生徒さんにそれぞれの講師に関するアンケートを実施しています。保護者の方には年に2回実施します。アンケートは「今後もこの先生の授業を受けたいか」「質問しやすいか」等の項目を回答してもらうもの。アンケートのポイントランキングも発表しますし、すべて講師にフィードバックされる仕組みになっています。教室ごとに集計すると、やはり成績が良く、合格実績も良い教室は、生徒さんからの評価も相関して良い傾向にあります。

--なかなかシビアなアンケートですね。

 アンケートの結果と向き合うことで、現状が把握できます。アンケートの結果が芳しくないときは「生徒さん想い」ナンバーワンになれていないことが多いですね。教室の講師同士で改善策を考える場合もありますし、本部と一緒にどうやって改善していくかを話し合うこともあります。教室によっては、改善案を保護者の方に「お約束」としてメッセージを出すこともあります。 現在は、アルバイトも含めて全社員が毎週研修を受けています。その結果、アンケートのポイントが塾全体で上昇しています。生徒さんや保護者の方からいただいた声を大切にし、研修内容を試行錯誤しつつ、今後もより良い指導ができるように尽力していこうと思います。

 アンケート以外にも、教室や先生のアセスメント(評価)は多角的に行っています。生徒さんたちに対して行う授業の理解度を確認するための小テストや、1か月ごとの月例テスト、それから年に3回偏差値が出る実力テストも、教室や先生の指導力のアセスメントとして活用しています。

--授業のカリキュラムはどのように決めていらっしゃるのでしょうか。

 私たちの授業は「QE授業」という独自の方法で実施しています。「QE授業」は、Quick Exerciseの略称で「先生が発問・挙手確認・褒める・スピード・ライブ感」という5つの要素をもつ湘南ゼミナールオリジナルの授業スタイルです。授業の質を高く維持するために、どの問題をやって、そのあとにどのような問いかけや声かけをするか等、講師間の共通オペレーションとして定めています。もちろん、講師個人のキャラクター次第で授業の雰囲気は変わりますし、力量の高い先生には授業で時間が余ったときに出す問題のセレクト等をお任せする場合もありますが、原則、どの教室の、どの講師でも同じクオリティの授業を提供できるようにしています。

--すべての講師、すべての教室で質を担保しているのですね。

 私は塾の講師に必要なことは3つあると思っています。1つ目は指導技術、2つ目はアセスメント、そして3つ目は情熱、です。1と2に関しては、先ほど説明した通り、塾の運営側で担保しています。しかし、もっとも大切なことは3つ目の情熱です。年齢が若い講師でも、ベテラン講師でも、生徒さんからしたら皆「先生」。求められることも一律です。「目の前にいる子供たちに貢献したい」「成績を上げて志望校に合格させたい」という熱い思いがなければ、私たち講師の仕事は成立しないと思うのです。

言葉の端々から「成績向上・志望校合格」への想いが滲む

「合格」にこだわるからこそ、学習の基礎を身に付けさせたい

--大学受験まで一気通貫でサポートしている貴塾。先ほど「先々の受験を視野に入れて小学生から通塾を」とのお話がありましたが、高校受験そのものにリアリティをもっている小学生は少ないのではないでしょうか。

 おっしゃる通りです。小学生はまだ遊びたい盛り。そもそも家ではどのように勉強を進めれば良いのか、テストの見直しはどうやってすれば良いのか等、勉強の基本もわからない生徒さんが多いです。受験における具体的な目標をもつというよりも、小学生のうちから正しい学習法を知り、目標設定とそのための勉強習慣をつけることが将来につながります。そのため当塾では「小学生パワーアップ特訓」という授業科目を通常の科目とは別に実施しています。この科目では、宿題のやり方や、予習・復習の仕方、月例テスト対策や、その見直しまで一生役立つ学習方法を身に付ける時間です。

--表面的に「合格」だけを目指すのではなく、家庭での学習方法の習得等の地に足のついた親身な指導体制が、保護者として非常に安心できます。さて、2022年3月から小中部に「横浜翠嵐Vコース」を開講されましたね。

 横浜翠嵐は東大合格者52名(2022年度実績)をはじめとした輝かしい大学合格実績を誇る、全国の公立高校で第2位の高校であり、神奈川では不動の人気を誇る公立校です。当塾には、過去10年間で1,200名以上を横浜翠嵐合格に導いてきた圧倒的な実績があります。そのノウハウと指導力で、横浜翠嵐を目指す中学生の生徒さんの背中を押してあげることができればと思い、開講したクラスです。

 一般クラスに在籍するよりもハードルは高くなりますが、最難関公立高校を目指すという過程の中には、高校受験のあとの人生に活かせる教訓がたくさんあるでしょう。どのような環境に身を置くかということは、そのあとの人生にも影響します。より高い目標をもつ仲間や、それを全力で応援してくれる先生とともに、自分の殻を破っていく生徒さんが増えると嬉しいですね。

塾講師として最終ゴールとなる大学受験。湘南ゼミナールの支え方

--高校受験における横浜翠嵐への合格実績だけでなく、昨今注力されている高等部でも大学合格実績を伸ばしていますね。東大や京大を筆頭に、一橋や早慶等、「合格」にこだわる貴塾だからこその結果なのではないでしょうか。

 おかげさまで、2022年度の大学入試では、当塾生徒さんの5人に2人がGMARCH以上に合格することができました。小中部から入塾し、大学受験まで継続して当塾で学んでくれた生徒さんたちの頑張りの成果です。

 小中部から通ってくれている生徒さんたちは、これまでの基礎がしっかりできていますから、その子たちが継続して通ってくれているため、積み上げやすいということが大きいですね。もちろん、高校生になってから通ってくださる生徒さんもいます。いずれにしても、基礎から着実に積み上げていくことを私たちは重視しています。

--高等部のカリキュラムを具体的に教えていただけますか。

 主に2つの高校生向けの塾があります。1つ目は湘南ゼミナールの高等部です。東大を含めた難関国公立や医学部合格を目指す生徒さん向けの「東大スーパー講座」、早慶や難関国公立を目指すトップレベル、GMARCHを目指すアドバンスト、基礎から始めるスタンダードの3クラスから構成される「志望校別講座」、学校の授業に対応し、定期テストで好成績を目指す高校1年生向けの「高校別講座」の3講座を用意しています。いずれの講座も湘南ゼミナール独自の「QE授業」のスタイルをベースに授業を展開します。

 2つ目は「河合塾マナビス」を全国で50校ほど主催・運営をしています。両部門とも生徒さんに合わせた授業はもちろん、適切なアドバイスやフォローにより、難関大の合格実績が確実に伸びているという状況です。これからも、生徒さんひとりひとりが望む大学に入れるように、私たち自身も進化しつつ、サポートしていきたいと思っています。


 湘南ゼミナールが目指す未来を聞いたところ、「生徒さんの意欲を引き出す、合格実績No.1の学習塾になる」ことを目指していると語ってくれた中嶋氏。勉強することの楽しさを身に付け、学ぶ意欲を高めるためのきっかけとしての「講師」。そして塾内アンケートにみる、講師や授業の質を担保するためのストイックさ。「塾は第二のわが家と言えるような存在になってこそ、成績を伸ばすことができる」という中嶋氏の言葉に、湘南ゼミナールの熱い想いがうかがえる。

 その想いゆえか、体験授業は1か月も受講可能。「第二のわが家」での自分の成長を感じるべく、湘南ゼミナールの授業をじっくり試してみてはいかがだろうか。

《田中真穂》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top