東京都教育委員会は2023年2月21日、同日に行われた都立高等学校入学者選抜（第1次募集・分割前期募集）の英語リスニングテストにおいて、放送の不具合と問題冊子配布の遅れがあったと公表した。放送不具合には全員に一律20点、問題冊子配布遅れには一律12点加算する。
放送の不具合があったのは都立鷺宮高等学校。英語学力検査のリスニングテストの際に、放送の一部分が流れない事案が発生した。
鷺宮高等学校の受検状況は、全日制が募集人員男子116人、女子106人の計222人に対し、受検人員は男子183人、女子251人の計434人。東京都は採点上の対応として、リスニングテストの問題（大問1）について、全員に一律20点を与えることとした。
また、問題冊子配布の遅れがあったのは都立六郷工科高等学校。検査監督者が受検者1人に対して問題冊子を配布しないまま、英語学力検査のリスニングテストの放送が開始される事案が発生した。
六郷工科高等学校の受検状況は、全日制プロダクト工学科が募集人員30人に対し、受検人員は男子10人、女子0人の計10人。全日制オートモビル工学科は募集人員20人に対し、受検人員が男子20人、女子1人の計21人。全日制システム工学科は募集人員20人に対し、受検人員は男子12人、女子0人の計12人。全日制デザイン工学科は募集人員21人に対し、受検人員は男子10人、女子5人の計15人。全日制デュアルシステム科は募集人員27人に対し、受検人員は男子5人、女子0人の計5人。
定時制は普通科の募集人員30人に対し、受検人員は男子3人、女子3人の計6人。定時制の生産工学科は募集人員30人に対し、受検人員は男子0人、女子1人の計1人。
東京都は採点上の対応として、リスニングテストの問題（大問1）の問題Aについて、全員に一律12点を与えることとした。
