政治に「期待できる」わずか2割…18歳意識調査

 日本財団が2023年1月から2月に実施した18歳意識調査で、政治に対する関心の度合い、国会・国会議員に対する印象や意見を調べたところ、日本の政治に「期待できる」と答えた人は、わずか20%だったことが明らかになった。

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あなたは今の日本の政治について、どの程度関心がありますか。
  • あなたは今の日本の政治について、どの程度関心がありますか。
  • 現状の国会は、有意義な政策論議の場となっていると思いますか。
  • 国会を現在よりも良く機能させるためには、何が必要だと思いますか。

 日本財団が2023年1月から2月に実施した18歳意識調査で、政治に対する関心の度合い、国会・国会議員に対する印象や意見を調べたところ、日本の政治に「期待できる」と答えた人は、わずか20%だったことが明らかになった。

 第54回となる18歳意識調査のテーマは「国会と政治家」。調査対象は全国の17歳~19歳男女、計1,000人。実施期間は2023年1月27日から2月1日。調査方法はインターネット。

 調査では、過半数が「自分の現在または将来に関係のあることだから」と政治に関心を示した。一方で、今の政治の「不測の事態に対する対応」や「民意の反映」、「クリーン度」等が否定的に評価され、過半数が国会の現状を「有意義な政策論議の場となっていない」、6割以上が「若者の意見が取り上げられやすい場となっていない」とした。

 そのうえで、今の政治に「期待できるか」と聞くと、「そう思う」と回答したのは5人に1人で、残る8割は「そう思わない」と答えた。国会を現在よりも良く機能させるために必要なこととしては、「より多くの若手議員の選出(35.5%)」「インターネット等において国民の意見を表明すること(28.5%)」といった回答が目立った。

 18歳意識調査とは、選挙権年齢の引下げをきっかけに、2018年10月より18歳前後の若者の価値観、政治・選挙に対する態度、社会課題の理解等を、日本財団が継続的に調査したもの。

《藤本ゆう子》

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