fotowa家族フォト総研が実施した「卒園式に関するアンケート」によると、保護者の半数以上が、在園時にマスク着用の写真が多く不満を抱えていることが判明した。
対象は2023年3月に卒園する子供がいる母親441人。調査期間は2023年1月27日から1月29日。調査方法はインターネット。
調査結果によると、卒園式・入学式ではマスクを外して記念撮影をしたいと思っている保護者が9割、その中ではマスクなしの笑顔の写真を撮影したいという意見が多くあった。コロナ禍になって4年目の2023年、入園当初からマスク姿だった子供たちの最後の思い出や入学の晴れ姿ぐらい、マスクのない自然な表情を写真に残したいという思いが感じられる結果となった。
幼稚園や保育園でマスク着用が推奨されているか聞くと、約8割が「はい」と回答した。幼稚園・保育園の行事等で、園から購入したりもらったりした写真や保護者が撮影した写真のいずれも、約3割の人が「マスク写真のほうが多い」と答え、「マスクなしの写真はほとんどない」という回答も約1割あった。
「マスク着用が多いことで不満に思ったことはあるか」という問いには、「とてもそう思う」「そう思う」「どちらとも言えない」があわせて約8割を占め、マスク写真の多さに大なり小なり不満を感じていることがわかった。
不満の理由は「子供の表情がわからないから」87.0%、「将来見返したときに、子供が寂しい気持ちになるかもしれないから」44.9%、「子供の友達の素顔がわからないから」40.6%等があげられた。長期のマスク生活の影響から、約半数が「友達」「先生や保護者」の名前と顔の一致に自信がないこともわかった。
卒園式の卒園生のマスク着用について、65%の園が「マスク着用」の方針としていた一方で、9割以上の保護者が「マスクを外して撮影したい」と考えていた。卒園式で撮りたい写真トップ3は、「笑顔の写真」「家族や友達との集合写真」「自然体な写真」と続いた。
