【大学受験2024】限られた春休みの時間、どう使う? ベネッセ教育情報センター

 来る受験に向けて準備を進める新高3生に向けて、ベネッセ教育情報センターはYouTube動画「【新高3生必見!】受験に向けた春休みの徹底アドバイス」を公開した。トークイベントのポイントを整理して紹介する。

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限られた春休みの時間、どう使う?
  • 限られた春休みの時間、どう使う?
  • ここ数年で「年内入試」での入学者が増加している
  • オンラインセミナーに登壇した大学生3名
  • ベネッセ教育情報センターYouTube公式チャンネル

 来る受験に向けて準備を進める新高3生に向けて、ベネッセコーポレーション教育情報センター(以下、ベネッセ教育情報センター)はYouTube動画「【新高3生必見!】これって今からやるべき? 後からでも大丈夫? ~受験に向けた春休みの徹底アドバイス~」を公開した。

 トークイベントに登壇したのは、ベネッセ教育情報センター・センター長の谷本祐一郎氏、大学生の先輩3名、リセマム編集長の野口雅乃の5名。春休みに最低限取り組んでおくべきこと後悔しないための注意点などを現役大学生の実体験を中心に紹介している。

やるべきことの取捨選択…そのための一歩を

 志望校が決まっていない、受験勉強が思うように進まない…。受験学年への進級を前に、悩む新高3生も多いのではないだろうか。そんな生徒に向けて、大学生の先輩が三者三様の受験への向き合い方を語ってくれた。そのまとめとして、谷本氏は「『最低限取り組んでおくべきこと』と言われても、皆さんそれぞれの立場によって異なります。今自分がどの地点にいるのかを確認し、『5分でも良いから毎日勉強する』『スキマ時間を勉強の充てるクセをつける』などスモールステップで、自分なりに受験への一歩を踏み出してみてください」とアドバイスした。

 また、大学生の1人からは「(志望校は)まだ決めなくても良いと思う」という言葉も。「『あなたは大学で何をやりたいの?』と耳にタコができるほど聞かされる時期だと思うが、まだ入試本番までにはかなりの時間がある」とし、長丁場の受験に、肩の力を抜いて、自らのスタイルで向き合うことの大切さを伝えた。

広がる、総合型・学校推薦型選抜

 あわせてトークイベントでは、谷本氏がスライドを共有しながらここ数年での大学入試における変化を解説した。

YouTube動画「【新高3生必見!】受験に向けた春休みの徹底アドバイス」より

 注目すべきは、総合型選抜や推薦型選抜といった増加傾向にある「年内入試」による入学者数。2022年度は、総合型・推薦型選抜での入学者数が一般選抜を上回るなど、保護者世代の入試から一変している。わが子の受験サポートをする保護者がより有効な受験スケジュールを検討するうえでは、年内入試を視野に入れて吟味する必要があるだろう。

 実際に年内入試で合格を勝ち取った大学生の先輩は「当初は一般選抜での受験を考えていましたが、周りからの勧めもあって総合型選抜も視野に入れるようになりました。勉強しながらの併願校選びや受験スケジュールの調整を親にサポートしてもらい、非常に助かりました」と語った。

2024年度入試「強気の志望」が報われやすい?

 動画後半では、谷本氏から高3生に向けて2024年度入試のポイントが解説された。キーワードは「強気の志望を貫くのが吉」。年内入試の浸透や指定校推薦の活用可能性も示したうえで、安全志向で安易に志望校を決めてしまうと、入学後にギャップで、早期退学のリスクもあるとした。

 年内入試や指定校推薦は、早期に進学先を決めるための手段ではなく、あくまでも志望校合格へのチャンスの1つ。入試形式が多様化している今、一般入試の一発勝負ではなく、志望校に進学するための道は複数開かれている。

 また、谷本氏は「新高2生から新学習指導要領(新課程)となり、入試が大きく変わるため、安全志向で出願する受験生が増加するだろう」と予想した。周囲の安全志向に流されずにチャンスと思って、強気の受験に挑んでほしい。

 ベネッセ教育情報センターのYouTubeチャンネルでは、今後最新のデータをもとにした情報を続々と発信していく予定だという。効果的な勉強法や出願テクニックなどを紹介する、短尺のコンパクトな動画は受験生必見だ。

YouTube動画「【新高3生必見!】受験に向けた春休みの徹底アドバイス」より

 トークイベントでは、このほかにも手帳を使ったスケジュール管理術や、大学情報検索の方法など、具体的な対策が紹介されている。また動画概要欄からは、視聴者限定で「春休み『これだけは』シート」や「各大学に合格した先輩の進研模試平均点・偏差値一覧」のダウンロードも可能。すでに受験勉強に本腰を入れている人は勉強の息抜きに、これから取り組む人にはスタートのきっかけにYouTube動画を参考にしてみてほしい。

《橘その》

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