東京家政大学、児童学部新設…子供に関わる学びを提供

 東京家政大学は2023年4月、新たに児童学部を新設した。保育のスペシャリストを目指す「児童学科 児童学専攻」、先駆的な子育て支援を行う「児童学科 育児支援専攻」、確かな未来を拓く小学校教育を実現する「初等教育学科」から構成される。

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児童学部 誕生(画像はイメージ)
  • 児童学部 誕生(画像はイメージ)

 東京家政大学は2023年4月、新たに児童学部を新設した。保育のスペシャリストを目指す「児童学科 児童学専攻」、先駆的な子育て支援を行う「児童学科 育児支援専攻」、確かな未来を拓く小学校教育を実現する「初等教育学科」から構成される。

 東京家政大学では1949年(昭和24年)の開学当初から生活科学科に児童栄養専攻を設置しており、国内でもいち早く子供についての教育研究を進めてきた。今回誕生した児童学部(板橋キャンパス)は、家政学部児童学科(児童学専攻、育児支援専攻)と初等教育学科を再編して新設したもの。

 保育所・幼稚園・小学校が連携して、ひとりひとりの子供の育ちに丁寧に関わる取組みと学びが求められている中、今の時代に必要とされる新しい知識や技能を学ぶとともに、60年の伝統に裏づけられた子供の学問(児童学)を学ぶことができる。

 各学科・専攻はそれぞれ固有の専門性を持ち、それらをつなぐ広い視野を育む教育を展開する。子供・保育・教育の専門家である多彩なスタッフと、学生の可能性を引き出すカリキュラム、同じ目標をもった仲間の存在等に加え、のびのびと学べる緑豊かなキャンパス等、長年にわたり女性教育を展開してきた同大学ならではの環境を備え、保育園・幼稚園や小学校の先生になりたい、子供に関わる何かをやってみたいという学生に最適な学びの場を提供する。

 児童学部は建学の精神「自主自律」に基づき、児童ひとりひとりの発達を保障できる高い専門性を備えた保育者・小学校教員を育成する。児童学科では子供ひとりひとりを尊重し、その健全な心身の形成ができる人材養成を目的とし、幼稚園教諭、保育士等の免許・資格の取得を軸に、教育と保育に貢献する人材を育成する。初等教育学科では知的探求心が旺盛で、豊かな心をもち、健康な身体をもった児童の育成ができる教員を養成することを目的とし、理論とともに優れた実践力を兼ね備えた小学校教諭や幼稚園教諭を育成する。

《藤本ゆう子》

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