【大学受験2024】河合塾、現役生対象「総合型・推薦型選抜対策プログラム」新設

 河合塾は2023年5月12日、現役生を対象とした高校グリーンコースに「総合型・学校推薦型選抜対策プログラム」を導入することを発表した。初年度となる2023年度は、首都圏と近畿圏の33校舎で展開。ニーズが高まる年内入試対策に対応する。

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総合型・学校推薦型選抜対策プログラムについて
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 河合塾は、現役生を対象とした高校グリーンコースに「総合型・学校推薦型選抜対策プログラム」を5月より導入する。初年度となる2023年度は、首都圏と近畿圏の33校舎で展開。ニーズが高まる年内入試対策に対応する。

 総合型・学校推薦型選抜は、入試改革や18歳人口減を背景に年々増加がみられ、2021年4月入学では、私立大学で6割弱、国公立大学でも2割強が同選抜を利用。志望理由書や学修計画書といった書類の提出や、面接・小論文等、大学・学部ごとに異なる選考が課されるため、事前の綿密な準備が必要な選抜方法となる。一方、多くの受験生は一般選抜の対策も並行して取り組むため、学習バランスの配分は大きな課題となっている。

 総合型・学校推薦型選抜対策プログラムでは、志望理由や将来のビジョン、活動履歴等を効果的に伝えるための自己分析から「じぶんカルテ」を作成。これを根幹に志望理由書の作成や面接・小論文対策を進める。出願書類対策に加え、志望校にあわせて面接や小論文・総合問題対策講座を選択可能。自分専用のプログラムで効率よく対策できるため、難しいと言われる一般選抜対策との両立もできるという。講座はオンラインで実施される。

 対象は、総合型・学校推薦型選抜の受験を希望する高校3年生。首都圏・近畿の校舎でレベル講座(教科の対面授業)1講座以上の受講者に限る。受講料は、「出願書類対策(必須)」7万2,000円。志望大学にあわせ、「面接対策」3万6,000円、「小論文系統別対策」7万2,000円を選択、個別大学の過去問は「プレミアムパーソナル過去問演習」6万4,000円で対応する。オンライン個別指導は、受講生が自由に日時・講師を選択して予約ができる。

 2022年度は、首都圏の一部校舎で試行。東北大(医学部医学科)や横浜国立大、上智大等、難関大学の合格者を輩出したという。導入初年度となる2023年度は、首都圏と近畿圏の33校舎で5月より導入、2024年度以降は全国への展開を予定している。

《川端珠紀》

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