鳥取県教育委員会は2023年6月9日、2024年度（令和6年度）鳥取県立高等学校特色入学者選抜実施校の概要について公表した。学校・学科別で、目指す教育や求める生徒像、募集人員、出願要件、実施検査内容などを一覧公開している。
2024年度の特色入学者選抜は、鳥取西（普通）、倉吉東（普通）、米子工業（工業）、米子西（普通）、倉吉西（普通）など22校で実施される。出願は、2024年1月24日および25日に受け付け、2月1日に選抜を実施、2月8日に合格発表が行われる。
一覧表では、学校・学科別で、目指す教育、求める生徒像、募集人員のほか、出願要件、選抜方法、出願する際の評定の目安などを掲載している。募集定員のかっこ内の人数は、2023年度入試の募集定員に対する2024年度特色入学者選抜募集人員の割合で算出したもの。募集定員は8月以降に公開予定。
このうち、鳥取西（普通）は、募集人員が1.8％程度（5人程度）。出願要件は、全国的または中国地区等レベルの大会やコンクールなどの上位成績者のほか、中学校で履修した教科などに係る資格試験や検定で卓越した能力を示したり、資格を得たりした者（英検2級以上・数検準1級以上・漢検準1級以上相当など）、または研究活動や社会貢献活動などで主導的な役割を果たし顕著な成果をあげた者。第3学年の9教科の評定平均が4.0以上、5教科評定はすべて4以上が出願の目安となる。検査内容は、面接（個人）とプレゼン。
倉吉東（普通）は、募集人員が5％程度（10人程度）。出願要件は、国際的な視野を身に付け、将来国内外で活躍したいという希望をもつ者、国際バカロレア教育に興味関心のある者、探究心をもち主体的に自らの学びを深めていく意欲のある者のいずれかに該当する者。第3学年の英語の評定が5、または英検準2級以上相当であり、かつ第3学年の5教科の評定平均が4.0以上であることが出願の目安となる。検査内容は、面接（個人）とプレゼン。
米子工業（工業）の募集人員は、機械科、電気科、情報電子科、環境エネルギー科でそれぞれ50％（19人程度）、建設科は土木コース50％（9人程度）・建築コース50％（9人程度）。出願要件は工業技術に興味・関心があり、将来技術者として新しい時代を切り拓きたいと考え、自ら試行錯誤して取り組む意欲のある者。加えて、「生徒会活動や学級活動に積極的に取り組んだ者」「部活動・校内外の文化的・体育的活動に積極的かつ継続的に取り組んだ者」「工業・数学・理科に関する資格・検定取得あるいはコンテストなどへの参加経験のある者」のいずれかに該当すること。第3学年の9教科の評定平均がおおむね3.0以上かつ、数学・理科の評定がおおむね3以上が出願の目安となる。検査内容は、学力検査（総合問題）、面接（集団）、実技検査（ペーパークラフト）。
2024年度鳥取県立高等学校特色入学者選抜実施校の概要は、鳥取県教育委員会のWebサイトで閲覧できる。
