【高校受験2024】愛知県公立高、Web出願導入…76校1校舎で特色選抜

 愛知県教育委員会は2023年7月7日、2024年度公立高校入学者選抜における一般選抜の面接実施の有無および校内順位の決定方式、特色選抜の実施校および入学検査内容などについて発表。あわせて、2024年度から導入するWeb出願リーフレットも掲載している。

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Web出願システム 案内リーフレット
  • Web出願システム 案内リーフレット
  • 手続きの流れ
  • 面接実施の変更および校内順位の決定方式を変更する学校・学科
  • 特色選抜の実施の変更および入学検査内容を変更する学校・学科

 愛知県教育委員会は2023年7月7日、2024年度(令和6年度)愛知県公立高等学校入学者選抜における一般選抜の各高校の面接実施の有無および校内順位の決定方式、特色選抜を実施する高校・学科および入学検査の内容・定員について発表した。あわせて、2024年度から新たに導入するWeb出願についての案内リーフレットも掲載している。

 愛知県公立高校の入学者選抜は、2024年度入試よりWeb出願を導入。すべての課程、すべての選抜においてオンラインで出願できるWeb出願システムを導入する。出願や志願変更のほか、配慮申請などの各種申請・届出もWeb出願システムで対応。入学検定料はクレジットカード決済、ペイジー決済、コンビニ決済のいずれかで納付し、受検票は各自が印刷して試験当日に持参。合否結果もWeb出願システムから確認できるようになる。

 受検生は各自システムにアクセスし、ユーザ登録を行い、マイページにログイン。出願受付開始後、出願情報などの登録、入学検定料の納付、受検票の出力と進める。Web出願の詳細な手続きについては、11月以降、愛知県教育委員会のWebサイトに掲載。海外の現地校出身者については、事前に出願資格確認を行う必要があるため、9月以降に愛知県教育委員会 高等学校教育課 進路指導グループまで問合せのこと。

 全日制課程の一般選抜における面接実施の有無は各高校が選択可能となっており、2024年度は瀬戸北総合(総合)や津島(普通)、宝陵(衛生看護、福祉)など9校12学科が面接の取りやめを決定。新たに面接を実施する高校はなく、一般選抜において面接を実施する学校は、普通科が9校(尾張学区4校、三河学区5校)、専門学科・総合学科15校の計24校。実施率は12.2%。

 校内順位の決定における調査書の評定得点と学力検査合計得点の扱いは、I~Vまで5つの方式から選択することができ、2024年度は千種(普通、国際教養)や名古屋西(普通)など7校8学科が校内順位の決定方式を変更する。全体では、普通科はIが22校(21.2%)、IIが6校(5.8%)、IIIが33校(31.7%)、IVが1校(1.0%)、Vが42校(40.3%)。専門学科・総合学科はIが45校(48.4%)、IIが19校1校舎(21.5%)、IIIが7校(7.5%)、IVが13校(14.0%)、Vが8校(8.6%)となっている。

 また、実施2年目となる特色選抜は、76校1校舎109学科で実施。必須となる面接に加えて行う入学検査の内容は、作文が17校1校舎26学科、基礎学力検査が38校59学科、プレゼンテーションが21校22学科、特別検査(実技試験)が2校2学科。2024年度から新たに特色選抜を導入するのは、瀬戸(普通)、瀬戸北総合(総合)、豊橋南(生活デザイン)、西陵(総合)の4校4学科。一方、名古屋工科(工業)、武豊(普通)など5校8学科は特色選抜の実施を取りやめる。

 Web出願の案内リーフレットや、一般選抜における面接の有無と校内順位決定方式、特色選抜における検査内容などの詳細については、愛知県教育委員会のWebサイトに掲載。学校・学科ごとの実施状況を一覧にして紹介している。

《畑山望》

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