中学受験の進学教室「浜学園」は2023年7月12日、「非認知スキル教育プログラム（SDGsカリキュラム）」を7月より導入することを発表した。思考力・判断力・表現力など、近年の入試でも出題される「非認知スキル」の早期育成を目指す。
「非認知スキル」とは、「未知なる課題に自分ごととして向き合い、深く学び、考え、表現する力」「他者と協働して良い解決策を導きだしていく力」のこと。VUCAといわれる予測困難な時代においては、正解のある問題に対処する力だけでなく、「非認知スキル」が必要になると考えられている。また、知識・技能などの「認知型スキル」と並行して、少しでも早い時期から育成するほど身に付くとされる。
7月より導入される「非認知スキル教育プログラム（SDGsカリキュラム）」は、「SDGsのおやくそく」「未来発見プログラム」「非認知スキルトレーニング」の学齢に応じた3コンテンツで構成。円盤型教材に提示された「正解のない問題」に対し、限られた時間内に自分の考えをまとめるトレーニングを行うとともに、他者の解から新たな考え方に触れ、自分自身の考え方をブラッシュアップする。
一連のトレーニングは、Web上のプラットフォームを使用。カリキュラムで獲得するSDGsポイントは、SDGs達成に向けた活動へ寄付される。また、カリキュラム修了後は、国内外の大学入試の出願資料や留学先での自己証明、就職・転職時の経歴証明として活用できる「Official Certificate（公式受講修了証）」も授与されるなど、スキル育成にとどまらない内容になっているという。
同プログラムはサマデイ社の「SDGsポイントプロジェクト」で展開する「SDGsカリキュラム」を利用。今後も、サマデイ社と共同で、非認知スキル教育を進めていく予定だとしている。プログラムの受講は、浜学園のWebサイトから受け付けている。
