【中学受験2024】出題意図・傾向は?人気校の入試問題を解説…日本女子大附属中

 今注目の私立中学校の入試問題を解説しながら、その出題意図や近年の傾向について分析する本企画。今回は日本女子大学附属中学校の理科の問題をピックアップ。2023年度入試問題に込められた出題意図とは。

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【中学受験2024】出題意図・傾向は?人気校の入試問題を解説…日本女子大附属中
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 中学受験生にとって「天王山」と言われる夏、塾や予備校に通っている方は「過去問」という言葉を耳にし始める季節だ。夏休み明けからの過去問対策に備え、手元に入試問題を取り寄せているご家庭も多いだろう。

 過去問は、出版社から発行されており、学校から取り寄せることができる場合もある。一方で、それらを用いていかに対策していくかは、家庭では判断しかねるところだろう。むやみに過去問演習を繰り返すだけでなく、出題傾向や学校側の出題意図・方針を理解してから取り組むことで、より一層効果的な学びにつながるのは言うまでもない。

 そこで本記事では、中学受験専門塾ジーニアスの協力により、今注目の私立中学校の入試問題を解説しながら、その出題意図や近年の傾向について分析する。

 今回は、日本女子大学附属中学校の2023年度の入試問題をピックアップ。多くの難関私立中志望者を合格に導いてきたジーニアスの教誓健司氏、理科担当の古田智之氏が解説する。

入試問題を通して伝わる、日本女子大附属中の教育方針

 日本女子大学附属中学校(以下、日本女子大附属中)は自然が残る多摩丘陵の一角にあることから、受験生から「森の中の学校」とよばれている。あらゆる教科で「本物に触れる教育」を実践している動向においては、そんなキャンパスが丸ごと理科教育の教材となる。校内には中高合わせて14もの理科実験室を有する。年間に行う実験の回数は40回にものぼるという。キャンパス内の自然環境のみならず、自分の手を動かすことで実体験をともなって学ぶことを重視する日本女子大附属中の教育。そんな教育方針が見えくる、同校の理科の問題を見てみよう。

実体験が鍵…教科横断の「思考力」を問う出題

 多くの進学校が、高校2年生またはそれ以前の段階で文系・理系クラスに分けて受験指導を行う中、日本女子大附属中はかねてより卒業時まで文系・理系を分けない教育方針を貫きながら、進学実績をあげている。高3の受験学年でも、文系・理系問わず、社会・数学などを全員必修で学ぶ校風ゆえ、教科の壁を越えて、大学入学後にも続く学問そのものの面白さに気付くことができる。学校の公式ホームページでは入試に向けたアドバイスなどの動画も掲載している。

 「日常生活からの気づきや、自らの体感と結び付いた学びが『考えること』のスタートになる」。そう話すのは、動画にも出演している日本女子大学附属中学校 理科担当の森田真先生だ。自然に恵まれた日本女子大附属中のキャンパスをイメージしながら、合格を目指して過去問演習に取り組んでみてほしい。

日本女子大学附属中学校

所在地:神奈川県川崎市多摩区西生田1-1-1
2024年度入試日程:
 第1回入試 2024年2月1日(木)
 第2回入試 2024年2月3日(土)
入学者募集要項:こちらのページにて公開予定
入試問題・資料請求:こちらのページからお問合せ

日本女子大学附属中学校 公式Webページ
《編集部》

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