熊本県教育委員会は2023年10月12日、2024年度（令和6年度）熊本県立高等学校入学者選抜の後期（一般）選抜における「第1選考後の選抜基準」を公表した。第1選考で合格者が募集人員に満たない場合の選抜基準について、学校や学科・コースごとに情報を一覧にまとめている。
2024年度熊本県立高等学校入学者選抜の後期（一般）選抜では、各受検者の学力検査の5教科（国語、社会、数学、理科、英語）の得点を合計し、合計点の高い順に順位をつける。
調査書の評定については、学力検査を行う5教科は第1学年と第2学年の評定に、第3学年の評定を2倍したものを加え、合計点を学力検査の得点を用いて補正。学力検査を行わない4教科（音楽、美術、保健体育、技術・家庭）の第1学年と第2学年の評定と、第3学年の評定を2倍した合計点に、補正した5教科の合計点をあわせて総計点を算出する。
第1選考では、「学力検査の順位」「評定の順位」がともに募集人員以内にある者の中から、合格者を決定する。
第1選考の合格者数が募集人員に満たない場合、各高校が定めた選抜基準により、第1選考の合格者以外の者の中から残りの合格者を決定することになる。
10月12日に公表された「後期（一般）選抜における『第1選考後の選抜基準』」は、第1選考で合格者数が募集人員に満たなかった場合に残りの合格者を決定する際の基準として、各高校が定めるもの。10月10日現在の内容について、熊本県教育委員会高校教育課が一覧にまとめている。
たとえば、熊本（普通）は、5教科の学力検査得点の合計点を選抜の主たる資料とし、第1選考で使用した評定の総計点を参考として選抜。済々黌（普通）は、学力検査を行った5教科の検査得点の合計を5倍した点数と第1選考で使用した調査書の評定の総計点を合計し、合計点の高い順に順位をつけたものを選抜の主たる資料とする。
後期（一般）選抜における「第1選考後の選抜基準」の資料は、熊本県教育委員会Webサイトで公開している。なお、正式な内容は各高校の募集要項を確認してほしいとしている。
2024年度熊本県立高等学校入学者選抜の日程は、前期（特色）選抜が2024年1月19日から24日まで出願を受け付け、2月1日に選抜を実施する。後期（一般）選抜は、2月13日から16日まで出願、2月19日から21日まで出願変更を受け付け、3月5日と6日に選抜を実施する。合格発表は3月13日。後期（一般）選抜の追検査は3月14日。
