フリー・ザ・チルドレン・ジャパンは、日本での団体設立25周年記念イベントとして、カナダのフリー・ザ・チルドレン創設者クレイグ・キールバーガー氏と同団体代表の中島早苗氏による対談を2024年1月6日、カナダ・トロントから生配信する。さまざまな角度から子供の権利、子供の力について語り合う。
フリー・ザ・チルドレン・ジャパンは、同団体代表中島早苗氏がアメリカのNPOでインターンをしていた1997年に、子供の社会活動団体「フリー・ザ・チルドレン」をカナダで立ち上げた12歳の少年クレイグ・キールバーガー氏のインタビュー記事を読み、「子どもが子どもを応援する国際協力」という理念に共感し、日本の子供にこの活動を紹介しようと帰国後の1999年に日本支部を設立したのがはじまり。以来、同団体は社会の課題や疑問を解決するため声を上げる子供たちや、貧困や困難な環境にある国内外の子供たちをさまざまな形でエンパワメントしてきた。そして、「子どもには社会を変える力がある」を理念の一つに掲げ、子供たち自身による社会的な活動へのサポートを柱の一つとして活動してきた。
同団体がモデルとしたカナダの「フリー・ザ・チルドレン」は、1995年にトロントで設立された。途上国に蔓延している児童労働の厳しい現実を新聞記事で知った当時12歳のクレイグ少年は、世界に教育を受けることができない子供がいることについて何とかしたいと考え、子供が子供を支援する団体「フリー・ザ・チルドレン」を設立。学校の友人に声をかけ仲間を集めて活動をはじめた。現在までに開発途上国に1,000校以上の学校を建設、毎日20万人もの子供が教育を受けられるようになった。そして、きれいな水にアクセスできない地域には井戸を設置し、100万人以上の人々が安全な水を飲めるようになっている。
これらフリー・ザ・チルドレン設立とクレイグ少年の物語は日本国内でも、英語や社会科の教科書に掲載され、毎年たくさんの子供たちに読み継がれている。今回のイベントは、そんなクレイグ氏と中島氏による対談をカナダのトロントから、Zoomで生配信する（英語から日本語への同時通訳あり）。子供社会活動家クレイグを育んだカナダの社会から、子供の権利を大切にする社会の在り方について考える。子供の教育や社会活動に携わっている人にとってはまたとない機会となる。
生配信は、2024年1月6日午前10時から正午にオンライン（Zoom）で行う。定員は300人で、定員になり次第締め切る。参加費は無料。申込みは申込フォームより受け付ける。
◆フリー・ザ・チルドレン創設者クレイグ×代表中島早苗 トークイベント
～25年の歩み 子どもの権利が大切にされる社会を目指して～
日時：2024年1月6日（土）10:00～12:00
場所：オンライン（Zoom）
定員：オンライン300人
※先着順、定員になり次第締め切る
※パブリックビュー会場（渋谷）での参加はメンバー限定
参加費：無料
申込：申込フォームより申し込む
