栃木県総合教育センターは2024年1月9日、2023年度中学校等生徒の第2回進路希望調査結果を公表した。2023年12月1日現在の県立高校全日制課程の進学希望倍率は1.07倍。進路希望が高倍率となったのは、宇都宮白楊（食品科学）2.18倍、宇都宮中央（普通）2.15倍など。
第2回進路希望調査は、栃木県内の国・県・市町・私立中学校、市町立義務教育学校（後期課程）、私立中等教育学校（前期課程）、国・県立特別支援学校中学部の3年生（2024年3月卒業予定者）を対象に2023年12月1日現在の結果をまとめたもの。調査対象校は計179校。前回の第1回調査は10月1日現在。
卒業予定者数は、前年同期比367人減の1万7,238人。高等学校等への進学希望者は1万7,003人。卒業予定者全体に占める割合（進学希望率）は98.6％と、前回調査から0.9ポイント増え、前年同期より0.2ポイント減少した。このうち県内への進学希望者は、1万5,318人で進学希望者全体の90.1％を占める。前回調査から1.2ポイント、前年同期より1.0ポイントそれぞれ減少した。
全日制への進学希望者は、県内県立高校が前回調査比4.6ポイント減、前年同期比0.8ポイント減の1万1,887人、県内私立高校・中等教育学校が前回調査比3.0ポイント増、前年同期比0.5ポイント減の2,419人。県外への進学希望者は、前回調査比1.2ポイント増、前年同期比1.0ポイント増の1,685人であった。
県内県立高校全日制課程の募集定員1万1,075人に対する進学希望者（過年度卒業者含む）は1万1,887人。進学希望倍率は1.07倍で、前回調査から0.06ポイント減少し、前年同期と同率であった。
希望倍率が2倍以上となった学校・学科（系・科）は、宇都宮白楊（食品科学）2.18倍、宇都宮中央（普通）2.15倍の2校。
このほかおもな学校の希望倍率は、宇都宮（普通）1.31倍、宇都宮東（普通）1.15倍、宇都宮南（普通）1.26倍、宇都宮北（普通）1.49倍、鹿沼（普通）1.27倍、石橋 （普通）1.47倍、佐野東（普通）1.29倍、足利（普通）1.11倍など。定員に満たなかった学校・学科（系・科）は35校・59科で、前年同期と同数となった。
2023年度栃木県立高校入学者選抜について、全日制課程の特色選抜は1月31日・2月1日に願書などを受付、2月7日・8日に面接などを実施、合格者内定は2月14日。一般選抜は2月20日・21日に願書などを、2月26日・27日に出願変更を受付、3月6日に学力検査を実施、3月12日に合格者発表を行う。
