菅公学生服は2024年1月30日、「中高生の着用制服と着たい制服タイプ」の調査結果を公開した。現在着用している制服は、男子中学生は「詰襟（学ラン）」が過半数でもっとも多く、女子中学生、男女高校生はともにブレザーが最多となった。
「中高生の着用制服と着たい制服タイプ」調査は、2023年7月、全国の中高生を対象にインターネットで実施した。有効回答数は1,200人（中学男子200人、中学女子200人、高校男子400人、高校女子400人）。
中高生が着用している制服のタイプを男女・学校別にみると、男子中学生が着ている制服のタイプは、「詰襟（学ラン）」54.5％がもっとも多く、男子高校生は「ブレザー」47.0％が最多という結果になった。女子中学生は「ブレザー」45.5％が「セーラー服」35.5％に比べて10ポイント多く、女子高校生では「ブレザー」69.5％の着用が約7割を占めている。
中高生が着たい制服のタイプは、男子中学生は「詰襟（学ラン）」39.0％が「ブレザー」35.0％と拮抗した。男子高校生と女子中高生はブレザーを支持する声が多く、男子高校生の52.3％、女子中学生の48.0％、女子高校生の55.8％が「ブレザー」を着たいと回答している。一方で、中学生男子は「詰襟（学ラン）」を着たいという声も4割近くあり、女子中高生においても「セーラー服」の着用意向は3割程度みられた。
中高生がブレザーを着たい理由は、「かっこいい」「高校生らしくて、かわいいから」「動きやすいから」「着やすいから」「アニメで見たから」などの声が寄せられている。また、詰襟（学ラン）を着たい理由は、「制服っぽいから」「着心地がいい」「かっこいいから」「シンプルが好きだから」といった理由があげられ、セーラー服は「制服らしくて、かわいいから」「着脱が楽だから」「日本の制服といえばセーラー服であり、あこがれていたから」などがあげられた。
「学生らしさ」「制服らしさ」「かわいい」「かっこいい」などの見た目の印象や、「動きやすい」「着やすい」などの着心地の観点が着たい制服選びの背景にあるようだ。
