関東甲信地方に大雪警報「不要不急の外出を控えて」国交省

気象庁は2月4日、低気圧の影響で5日昼過ぎから6日午前中にかけて関東甲信地方に大雪が降る可能性があると発表した。特に山沿いや山地では大雪が予想され、東京23区を含む平地でも大雪になる所があるとしている。

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2022年1月6日の大雪:冬用タイヤやチェーン未装着車両による立ち往生(首都高速横浜北線)
  • 2022年1月6日の大雪:冬用タイヤやチェーン未装着車両による立ち往生(首都高速横浜北線)
  • 2022年1月6日の大雪:車両の滞留(首都高速台場線)
  • 2022年1月6日の大雪:冬用タイヤやチェーン未装着車両によるスリップ事故(国道357号)
  • 2022年1月6日の大雪:車両の滞留(首都高速中央環状線)
  • 大雪に対する国土交通省発表
  • NEXCO東日本の過去事例:南岸低気圧による関東地方における高速道路への影響(圏央道・鶴ヶ島JCT付近の積雪状況)
  • NEXCO東日本の過去事例:南岸低気圧による関東地方における高速道路への影響(横浜横須賀道路・横須賀IC付近の路面凍結状況))

気象庁は2月4日、低気圧の影響で5日昼過ぎから6日午前中にかけて関東甲信地方に大雪が降る可能性があると発表した。特に山沿いや山地では大雪が予想され、東京23区を含む平地でも大雪になる所があるとしている。

◆国土交通省

国土交通省は、大雪の際には不要不急の外出を控えるよう求めている。自動車を運転する必要がある場合は、冬用タイヤの装着やチェーンの携行と早めの装着、スコップや砂など冬用装備の携行を推奨している。降雪により高速道路と国道が通行止めになる可能性があるため、広域迂回や通行ルートの見直しを求めている。

過去に大雪が交通に大きな影響を与えたことから、運送事業者に対しては、大雪時の安全確保のための措置が必要だとしている。悪質な立ち往生が発生した場合は、行政処分の対象となる可能性があるという。荷主に対しても、不要不急の運送依頼を控えるよう呼びかけている。

公共交通機関においても、大規模な遅延や運休が発生する恐れがある。国交省は、最新の気象情報や交通情報に注意し、テレワークの活用を含め不要不急の外出を控えるようにアドバイスしている。外出が必要な場合は、充分な時間の余裕を持って行動すること。

◆首都高速道路

2月5日から6日にかけて、首都高速道路内での積雪が予測されている。積雪による路面のリスクが高まると、立ち往生を防ぐために予防的な通行止めが実施される。

NEXCOが管理する高速道路で通行止めが実施された場合、首都高速も通行止めになる。さらに、通行止めがない場合でも、入口の閉鎖は行なわれる。

首都高速では、積雪や凍結時にノーマルタイヤでの走行はスタックの危険があるため、絶対に避けるよう利用者に呼びかけている。ノーマルタイヤでの積雪・凍結時の走行は道路交通法違反となり、罰則が適用されるという。

◆NEXCO東日本

2月5日から6日にかけて、南岸低気圧の影響で関東地方と南東北地方に大雪や猛吹雪が予想されている。NEXCO東日本は、これらの地域で高速道路の通行止めが発生する可能性があると発表した。高速道路に並行する一般国道でも通行止めになる恐れがある。

NEXCO東日本では、不要不急の外出を控えるよう呼びかけている。高速道路上での自力走行不能車両が発生すると、長時間の渋滞や通行止めにつながるため、ルートや日程の見直しも必要だ。

万が一、高速道路を利用する場合は、冬用タイヤを装着し、タイヤチェーンを携行すること。特に雪道を走行する際はチェーンの装着が求められる。ノーマルタイヤでの雪道走行は法令違反であり、降雪区間の主要インターチェンジでは冬用タイヤの装着確認が行われる予定だ。

冬用タイヤは、スタッドレス表記またはスノーフレークマークが表示されたものを全車輪に装着する。チェーンは駆動輪に装着すること。一軸駆動車、連結車、空荷状態の車両や年式の古い車両は、積雪路で立往生しやすいため、特に注意が必要だ。

関東甲信地方に大雪警報、国交省や高速道路事業者が注意喚起

《レスポンス編集部@レスポンス》

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