【大学受験2024】東大入試の第1段階選抜…理I不合格者、過去10年で最多

 SAPIX YOZEMI GROUPによる東大合格を目指す受験生のための総合情報サイト「東大研究室」は2024年3月1日、2024東大入試状況「一般選抜 第1段階選抜」を公開した。2024年度の第1段階選抜は、文三と、理科の全科類で第1段階選抜を実施。特に志願者が増加した理一は、過去10年でもっとも多い308人が不合格となった。

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2024年度東大入試一般選抜:志願者・第1段階選抜実施状況
  • 2024年度東大入試一般選抜:志願者・第1段階選抜実施状況
  • 東京大学 一般選抜 第1段階選抜合格者平均点
  • 東京大学 一般選抜(前期日程)第1段階通過ライン【文科】
  • 東京大学 一般選抜(前期日程)第1段階通過ライン【理科】

 SAPIX YOZEMI GROUPによる東大合格を目指す受験生のための総合情報サイト「東大研究室」は2024年3月1日、2024東大入試状況「一般選抜 第1段階選抜」を公開した。2024年度の第1段階選抜は、文三と、理科の全科類で第1段階選抜を実施。特に志願者が増加した理一は、過去10年でもっとも多い308人が不合格となった。

 2024年度東大入試一般選抜は、文一・文二が予告倍率に満たない志願者数にとどまり、第1段階選抜を不実施。一方、昨年度実施しなかった文三は志願者が集まった結果、114人が第1段階選抜で不合格となった。

 理科は全科類で第1段階選抜が実施された。特に志願者が増加した理一は不合格者も増加し、過去10年でもっとも多い308人が不合格となった。昨年度は過去20年で最多の志願者数だった理二も、微減にとどまったことで355人が不合格。ここ3年は300人以上の不合格者が続いている。

 第1段階選抜合格者の平均点は、理科3科類では理一(788.01点)・理三(803.19点)が昨年より上昇、理二(764.53点)がやや低下となった。共通テストの平均点がやや上向いたことにともなって上昇したとみられ、理二は志願者微減でやや低下したものの、比較的高い水準となっている。

 第1段階選抜合格者の最低点をみると、文科では文三の得点率は69.2%で、2021年度や2022年度と大きな差はない結果となった。今年度は第1段階選抜が不実施だった文一・文二を含め、センター試験最終年の2020年度以降、文科の最低点は7割を超えることはない状態が続いている。

 理科では理一の最低点が543点から703点に大きく上昇。理二も昨年度の79.0%から低下したとはいえ75%を超えており、一定のレベルを維持している。また、理三は76.8%と面接が復活する前の2017年度以前と同等のラインにまで上昇している。

 2024東大入試状況「一般選抜 第1段階選抜」の詳細は、東大研究室のWebサイトで見ることができる。このほか、「学校推薦型選抜」「一般選抜 志願状況」についても掲載しており、東大入試についてさまざまな角度から分析している。

《木村 薫》

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