しゅふJOB総研は2024年7月19日、「学童保育について」の調査結果を公開した。就労志向で子供がいる女性のうち、7割超が希望の学童保育施設に預けられた一方で、2割弱は預けられなかったことがわかった。
「学童保育について」の調査は、ビースタイルの「スマートキャリア」登録者と求人サイト「しゅふJOB」登録者で子供をもつ女性を対象にインターネットで実施した。調査期間は2024年5月15日から5月22日。有効回答数は346名。
学童保育に子供を預けようとした経験が「ある」人は38.4%となった。「ある」と答えた人のうち「希望の施設に預けることができた」人は74.0％、「希望の施設ではないが預けることができた」人は7.6％、一方で「預けることができなかった」人が18.3％となった。
預けようとした人に学童保育探しについて聞いたところ、「大変だった」人が30.6％だったのに対し、「楽だった」人が54.0％と過半数を超えた。2022年1月の保育園についての調査で、「大変だった」と回答した人が80.1％だったことと比べると、学童保育探しのほうが比較的取り組みやすいようだ。
フリーコメントには学童に入ることができて助かったという声が寄せられた一方で、融通が効かない、小3までしか預けられない、もっと遅くまで預かって欲しいといった要望も寄せられたという。
しゅふJOB総研 研究顧問の川上敬太郎氏は「学童保育に預けられなかった人が2割近くいたことも踏まえ、保育園と同様に学童保育についても整備を進めていく必要があると考えます」とコメントしている。
