中央大学は2024年7月31日、理工学部を再編し理工系3学部「基幹理工学部」「社会理工学部」「先進理工学部」を2026年4月に開設すると発表した。理工学部は2025年度入学者を最後に募集停止し、新設学部に定員を移行する。
中央大学は、2015年10月に中長期事業計画「Chuo Vision 2025」を策定し、「学部増設による総合大学としての魅力向上」「2大キャンパス体制の形成」「グローバル化の推進」「スポーツ振興事業」の4つを計画のおもな柱とする、今後10年間の方針を定めた。その一環として、理工系3学部を2026年4月に後楽園キャンパスで開設する。
「基幹理工学部」「社会理工学部」「先進理工学部」の3学部（すべて仮称）には、現在の理工学部に設置している10学科を、その特色を踏まえて学科名称や定員の変更を行わずに再編して設置。それにともない、2025年度入学者を最後に理工学部の募集を停止し、新設学部に定員を移行する。
3学部のうち、基幹理工学部は、「数学科」「物理学科」「応用化学科」「生命科学科」の4学科から構成され、入学定員は順に70名・70名・145名・75名の計360名、収容定員は計1,440名。
社会理工学部は、「都市環境学科」「ビジネスデータサイエンス学科」「人間総合理工学科」の3学科から構成され、入学定員は順に90名・115名・75名の計280名、収容定員は計1,120名。
先進理工学部は、「精密機械工学科」「電気電子情報通信工学科」「情報工学科」の3学科から構成され、入学定員は順に145名・135名・100名の計380名、収容定員は1,520名。
いずれの学部も、理工系人材にとって必須となっている数理・データサイエンス・AI教育科目や外国語教育科目（英語・第二外国語）、総合教育科目（健康・スポーツ、人文社会、グローバル・学際）は、共通して身に付けられるカリキュラムとなっている。ただし、設置構想中であり、内容は変更となることがある。
現在、新学部特設Webサイトを準備中。2024年8月7日と8日のオープンキャンパスで新学部に関する情報発信を行うという。
