関西学院大学、多様な人が集う知的創造複合施設「C-ビレッジ」2025年4月開設

 関西学院大学は2025年4月、最新施設と自然環境が調和する神戸三田キャンパス(以下、KSC)近接地に複合施設「KSC Co-Creation Village(C-ビレッジ)」を開設する。多様な人が集い、枠を超えて共創する拠点となり、さらなる発展・活性化を目指す。

教育・受験 高校生
PR
関西学院大、多様な人が集う知的創造複合施設「C-ビレッジ」2025年4月開設
  • 関西学院大、多様な人が集う知的創造複合施設「C-ビレッジ」2025年4月開設
  • 学生寮「創新寮Genesis Dorm(G-ドーム)」
  • インキュベーション施設「Spark Base(S-ベース)」
  • 「Spark Base(S-ベース)」1階のフリーエリア
  • 商業施設「FIT365(フィットネスジム)」

 関西学院大学(以下、関学)は2025年4月、最新施設と自然環境が調和する神戸三田キャンパス(以下、KSC)近接地に複合施設「KSC Co-Creation Village(C-ビレッジ)」を開設する。学生や教職員、地域の人々、世界で活躍する人々が集い、枠を超えた共創の拠点となることで、さらなる発展と活性化を目指す。

 1995年4月の総合政策学部創設にあわせて開設されたKSCでは現在、総合政策学部のほか、理学部、工学部、生命環境学部、建築学部の学生が学んでいる。2019年にはKSCの新コンセプト「Be a Borderless Innovator(境界を越える革新者たれ)」が提唱され、変化の激しい時代の中で、次代を拓く文理・分野横断型の学びが実践されている。

神戸三田キャンパス初の学生寮を整備

 KSC開設30周年にあたる2025年4月、約1.8hの広大な敷地に、複合施設「KSC Co-Creation Village(C-ビレッジ)」が誕生する。学生・教職員、地域の人々から世界で活躍する多様な人が集い、枠を超えて共創する拠点となることを目指すという思いを込めて命名されたC-ビレッジは、学生寮「創新寮Genesis Dorm(G-ドーム)」、インキュベーション施設「Spark Base(S-ベース)」、商業施設「FIT365(フィットネスジム)」で構成される。

 学生寮「創新寮Genesis Dorm(G-ドーム)」は、300人を収容できるKSC初の学生寮。理系を中心としたKSCで学ぶ学生は大学院に進学しても継続して入居でき、KSCの正門から3分に立地する『G-ドーム』を拠点に、安心して学習・研究に専念できる。個室は設備や備え付けの家具が充実しており、スーツケース1つで新生活を始めることができる。朝食・夕食が提供される寮食堂も完備されている。さらに映画鑑賞やスポーツ観戦、ゲームなどができるシアター、出身地の自慢料理でパーティーなどができるシェアキッチンルーム、ダンススタジオや音楽スタジオといったレクリエーション施設も充実しており、「住みたくなる学生寮」を目指している。

 インキュベーション施設「Spark Base(S-ベース)」は、同大の教育や研究活動を核として、兵庫県や三田市、企業、学校、住民などが集い、交流・協働するスペース。「起業家の育成」「研究成果の社会実装」「地域課題の解決」といった、地方創生のための社会変革の実践拠点を目指している。起業家育成のためのプログラム提供だけでなく、その先の実践、事業立ち上げまでを支援。相談できるスタッフも常駐する予定で、ひと・もの・場をつなぐプラットフォームを形成する。また、インキュベーション施設に学生寮が併設されていることで、日常的にアントレプレナーシップを自然と肌で感じられる環境になっていることも特徴だ。

 フィットネスジム「FIT365」は、24時間365日、近隣住民も利用できる施設だ。本格的なトレーニングマシンを設置しており、女性が安心して利用できる「女性専用エリア」も設定。ヨガなどの健康・スポーツイベントの開催も検討している。

 「Spark Base(S-ベース)」完成後の機運を盛り上げていくため、KSCを中心に地域連携ワークショップや中高生向けのアントレプレナーシップ育成ワークショップ、関学発のスタートアップ創出イベントなどを開催している。地域に開かれた新たな知的創造空間で今後どのような学びが展開されるのか、注目が集まる。

関西学院大学
KSC Co-Creation Village【C-ビレッジ】
2025年春開設
《外岡紘代》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top