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【大学受験2026】愛媛大、工学部入試に「女子枠」新設

 愛媛大学は2024年11月28日、2026年度(令和8年度)愛媛大学入学者選抜のおもな変更点について発表した。総合型選抜IIとして工学部に「女子枠」を設置。化学・生命科学コースで10人、デジタル情報人材育成特別プログラムで3人の計13人を募集する。

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令和8年度愛媛大学工学部入学者選抜における「一般選抜(理型入試)の改革」「女子枠入試」の導入について
  • 令和8年度愛媛大学工学部入学者選抜における「一般選抜(理型入試)の改革」「女子枠入試」の導入について
  • 愛媛大学の男女比率
  • 募集人員
  • 2026年度入学者選抜の工学部総合型選抜II「女子枠」出願要件
  • 2026年度入学者選抜の工学部総合型選抜II「女子枠」選抜方法など

 愛媛大学は2024年11月28日、2026年度(令和8年度)愛媛大学入学者選抜のおもな変更点について発表した。総合型選抜IIとして工学部に「女子枠」を設置。化学・生命科学コースで10人、デジタル情報人材育成特別プログラムで3人の計13人を募集する。

 愛媛大学において、工学部の女子学生の比率は15.0%と、大学全体(41.6%)と比較して低い水準となっている。そこで、教育・研究環境における多様性が促進し、女性研究者やロールモデルが増加することで、優れた能力をもつ女性たちがさらに理工系分野に関心をもち、性別に関係なく誰もが活躍できる社会の実現につながることを期待し、今回「女子枠」の設置が決定した。

 女子枠は、2026年度入学者選抜の工学部総合型選抜IIとして導入。化学・生命科学コースで10人、デジタル情報人材育成特別プログラムで3人を募集する。求める人物像は、出願する分野の学習に意欲をもち、工学部で身に付けたことを生かし、将来工学および科学技術の分野で活躍する意志のある者。男性が多い集団においても主体的にリーダーシップを発揮する強い意志を有する者。

 女子枠入試の受験生に対しては、面接および書類(志望理由書)により、出願するコース・プログラムに関連する分野における勉学意欲や目的意識、入学後および社会に出たあとに活躍する意欲・展望を観点に加えて評価する。

 愛媛大学は、女子枠の導入により工学部に女子学生が増えることで、多様な意見や情報の交換が可能となることから、性別を問わず問題解決能力や創造的思考に対する意識向上が期待できるなど、学生にもメリットが生まれるとしている。

《木村 薫》

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