熊本県教育委員会は2025年2月26日、県立八代高校が国際バカロレア「DP(ディプロマ・プログラム)候補校」に認定されたことを発表した。引き続き、2027年度の八代高校へのDP導入を目指すとしている。
熊本県教育委員会では、グローバル人材を育成するため、2021年度(令和3年度)より、県立八代中学校・高校へ国際バカロレア(IB)の導入を進めてきた。この取組みは、国際教育の質を向上させるだけでなく、生徒たちに多様な学びの機会を提供することを目的としている。
県立八代中学校・八代高校は、国際バカロレア(IB)のMiddle Years Programme(MYP)とDiploma Programme(DP)の候補校として申請。今回、八代高校が国際バカロレア「DP(ディプロマ・プログラム)候補校」に認定された。
なお、県立八代中学校においては、2024年度入学の1年生からMYP(ミドル・イヤーズ・プログラム)を試行しており、MYP、DPに認定されれば、九州の公立校では初となる。
国際バカロレア機構が提供するIBプログラムは、初等教育プログラム(PYP)、中等教育プログラム(MYP)、ディプロマ・プログラム(DP)およびIBキャリア関連サーティフィケイトの4つのプログラムを含む。これらのプログラムを実施できるのは、国際バカロレア機構に認定された学校のみである。
同校では引き続き、IBワールドスクールとしての認定を目指し、質の高い国際教育の提供に向けた準備を進めている。候補校であることは、IBワールドスクールとしての認定を保証するものではないが、認定に向けた重要なステップを踏み出した。国際バカロレア機構およびIBプログラムの詳細については、公式Webサイトで確認できる。