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【高校受験2025】大阪府公立高入試<数学>講評…標準~やや難

 2025年3月12日(水)、令和7年度(2025年度)大阪府公立高等学校入学者選抜のうち、一般入学者選抜の学力検査が実施された。開成教育グループの協力を得て、「数学」(C問題、B問題)の講評を掲載する。このほかの教科(全5教科)についても、同様に掲載する。

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【高校受験2025】大阪府公立高入試<数学>講評
  • 【高校受験2025】大阪府公立高入試<数学>講評

 2025年3月12日(水)、令和7年度(2025年度)大阪府公立高等学校入学者選抜のうち、一般入学者選抜の学力検査が実施された。3月7日の出願締切時点(2025年3月7日発表)で、単位制を除く全日制普通科(専門学科併置校を含む)は募集人員2万75人に対して、学校全体の志願者数が2万271人、競争率は1.01倍となった。

 リセマムでは、開成教育グループの協力を得て、数学」(C問題、B問題)の講評を掲載する。このほかの教科(全5教科)についても、同様に掲載する。

大阪府<数学>講評
(開成教育グループ 提供)

C問題

<総論>
大問1 小問集合 標準
大問2 平面図形 標準
大問3 空間図形 やや難

 今年度も例年通りの傾向となった。難易度は昨年度からやや上がり、解くべき問題を見極めることが重要であったといえる。
 大問1では、計算問題や数に関する問題、確率の問題など、確実に正解しておきたい内容が出題された。
 大問2の平面図形では、今年度も二等辺三角形を題材にした問題が出題された。
 大問3の空間図形では、頻出の解法が出題された。
 全体を通して、計算力が必要となる問題が多かった。記述問題については、例年通り関数記述と証明の2題が出題された。いずれも部分点が認められているが、関数記述に関しては満点を狙える内容であった。

<トピックス>
・手数が多く、計算力が問われる問題

B問題

<総論>
大問1 計算問題 標準
大問2 小問集合 標準
大問3 1次関数の利用(規則性) 標準
大問4 平面図形・空間図形 やや難

 今年度も、直近3年と同じ出題傾向であった。
 大問2では、図形分野で見取図を描いて考える問題、統計分野で四分位数を用いた問題が出題された。
 大問3では、例年通り規則性をテーマとした「1次関数の利用問題」が出題された。さらに、大問3の最終問題が一昨年まで出題されていた連立方程式を用いた問題に戻った。
 大問4は前半が「平面図形」、後半が「空間図形」の問題であった。平面図形では、5年ぶりに「円」の問題が出題された。空間図形では、立体の形を正確にとらえる力が必要とされる、やや難しめの問題が多かった。
 記述問題は例年通り、関数記述と証明の2問が出題された。円周角を用いた証明で差がついたと思われる。

<トピックス>
・自分で図をかいて考える問題


 このレポートは2025年3月13日(木)に開成教育グループが作成したもの。

協力:開成教育グループ





《編集部》

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